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生産者さん紹介

プレマの商品を作ってくださっている生産者さんたちを紹介。 その魅力に迫ります

生きるのではなく、生かされる
ガンとの闘病で変わった人生観
プレマ株式会社 営業チーム アルファウェーブ開発者 山口 勝弘

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活性光線の力で、電気いらずで身体をあたためられるアルファウェーブは、プレマで人気の高い商品です。開発者の山口勝弘は、プレマ創業より早い1987年に「スクエアパッド」を世に送り出し、いまも新商品を続々と開発しています。その山口がプレマで働くきっかけは、自身の大病にありました。人生観を変えた闘病生活も含めて、半生を語ります。

現在65歳の山口。「余命10ヶ月と言われた人間が、いまではお酒もたっぷり飲んでいます」。ガンとの闘病を経て、リラックスして生きられるようになったという。現在もアルファウェーブの新作を仕込んでいる最中とか
私は、生まれも育ちも大阪府吹田市。親はウレタンフォームを加工してベットパッドなどを作る、縫製工場を営んでいました。明治時代に創業した東洋紡に代表されるように、昔から大阪を支えてきた産業といえば紡績業。父が会社を切り盛りしていた高度成長期は、モノを作ればなんでも売れました。私も社会人になってすぐ、家業を手伝い始めます。

しかし海外の安価な繊維製品が日本に流入して、大阪の紡績業は苦境に立たされます。生産をしても、儲けの乏しい状況が続きました。そんなとき、私はひとりのエンジニアに出会います。

その技術者・宮崎さんは、水溶性の遠赤外線原料を開発した人でした。遠赤外線原料といえば、一般的にセラミックや炭などの個体の微粉末を指すと知っていたため、私ははじめのうちは、宮崎さんを信じることができませんでした。

しかし、あまりに熱心に売り込まれるので「物は試し」と、この水溶性の遠赤外線原料をポリエステルにプリントコーティングしてみました。試作品に寝転がってみると、電気を使っていないのに、じわっと身体が温まります。これが1987年に発売された、アルファウェーブの最初の商品、「スクエアパッド」の誕生秘話です。

私は紡績工場を営む傍ら、アルファウェーブの開発、販売に力を入れていきたいと考えました。もちろん利益の追求もありますが、なによりこの温かさと心身のリフレッシュ効果を、できるだけ多くの方に知ってほしかったからです。「冷えは万病のもと」、その悩みに苦しむ方たちを救いたいとも思いました。

アルファウェーブが世に知られるきかっけをくださったのが、医師のフレディ松川先生でした。とはいえ、先生と知り合えたのは、私が単に〝追っかけ〟だったから。先生の著書『老後の大盲点』を読んで感激した私は、神奈川・藤沢の湘南長寿園病院にファンレターを送りました。

「感想文、面白かったよ」。突然、先生から電話が来て、おまけに病院を訪れることになった私。大阪からの日帰りのつもりが、院長室で話が盛り上がってしまい、そのまま食事へ。その日は藤沢に宿泊することになりました。「あれ、山口さんの仕事ってなんだっけ?」。別れ際に先生に聞かれ、ようやくアルファウェーブの話題に。湘南長寿園病院の患者さんに喜ばれたことを機に、注目が集まって、認知度が高まったのです。

そしてアルファウェーブの発展と切っても切り離せないのが、プレマの中川社長との出会いでした。かつて京都のお寺の門前市で、私の会社の従業員がアルファウェーブを手売りしていたら、社長が通りかかって、サンプルを取り寄せたのがきっかけです。社長自身が、アルファウェーブをたいへん気に入ってくださって、取引が始まりました。

そうして本業との二足の草鞋を履くなかで、私に試練が訪れます。10年前の2011年、末期の膀胱ガンで余命10ヶ月と宣告されたのです。仕事を取るか、命を取るかの選択を迫られ、私はもちろん命を選びました。会計士に相談したら、いまなら借金も完済して、会社を清算できるといいます。廃業して、治療に専念することを決めました。

手術の結果、ガンの摘出は成功、私は一命を取り留めます。ご覧のように、余命10ヶ月どころか、いまでも元気にピンピンしています。当初はガンの転移も覚悟しましたが、幸い、それもなかった。会社を手放した私は、退院して、逆に暇になってしまったんです。

そんなとき連絡をくれたのが、中川社長でした。時間を持て余していると伝えると、プレマでアルファウェーブを販売していこうと言うのです。私はその誘いに乗りました。こうして2012年、プレマにアルファウェーブ事業部が誕生します。以来、年に2、3点ずつ商品を増やしながら、いまではストールやインナーまで幅広いラインナップになりました。

プレマで働くようになって、年々、元気になっていく気がします。趣味のゴルフでも、若いころより遠くに飛ばせるんです。資金繰りに奔走したり、従業員との意思疎通に悩んだり、おそらく私には社長業が向いていなかったのです。アルファウェーブの商品開発だけを担当できる、今の仕事が自分の性には合っています。

またガンとの闘病を通して、人生観も変わりました。自分は生きているのではなく、生かされていると思えるようになったのです。毎日、まわりの人に感謝しながら生きられるようになりました。

この考えに至ったのも、私が闘病生活のなかで宇宙物理学、宗教、哲学の本を読んで「宇宙意識」の存在を知ったからです。気になった方は、ぜひプレマルシェ・スタジオ中目黒で月1回開催される、私の「お茶会」にいらしてください。毎回3時間の予定が5時間になってしまう、日本一長い?お茶会です(笑)。

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生きるのではなく、生かされるガンとの闘病で変わった人生観プレマ株式会社 営業チーム アルファウェーブ開発者 山口 勝弘

- 生産者さん紹介 - 2021年3月発刊 vol.162

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