この原稿を書いているのは9月25日。お盆やお彼岸は一番心のなかで手を合わせる機会の多い季節です。「ご先祖さま、いつもありがとうございます」といろんな方たちの顔を思い浮かべているとありがたい気持ちになりました。
ふと、見た目に絶望感を抱いてた私に母がくれた言葉を思い出しました。「ゆかちゃん、女の子は愛嬌よ。笑顔がかわいい、かわいらしい子に育ってね。ママはね、美人じゃないけど笑顔だけは褒められたの」。
「清く、正しく、美しく」がモットーの宝塚歌劇団の舞台裏に【ブスの25か条】という張り紙が貼られているそうです。
1 笑顔がない
2 お礼を言わない
3 おいしいと言わない
4 目が輝いていない
5 精気がない
6 いつも口がへの字の形をしている
7 自信がない
8 希望や信念がない
9 自分がブスであることを知らない
10 声が小さくイジケている
11 自分が最も正しいと信じ込んでいる
12 グチをこぼす
13 他人をうらむ
14 責任転嫁がうまい
15 いつも周囲が悪いと思っている
16 他人に嫉妬する
17 他人につくさない
18 他人を信じない
19 謙虚さがなくゴウマンである
20 人のアドバイスや忠告を受け入れない
21 なんでもないことにキズつく
22 悲観的に物事を考える
23 問題意識を持っていない
24 存在自体が周囲を暗くする
25 人生においても仕事においても意欲がない
これを見て、どんな気づきがありましたか? 一番大事なのは母が教えてくれたように、最初にある笑顔じゃないかなと思います。いつも笑顔でいる人は存在自体が明るい(24条)。いじけてる感じもしません(10条)。目もキラキラ輝いてて(4条)。笑顔でいると不思議と意欲も出てくる(25条)。つまり、笑顔でいることを心がけると残りの24個も良い方向に舵取りできそうです。
皆さんは毎日、どんな顔で鏡を見ていますか。メイクや美容は性別を問わず人の心を明るく前向きにしてライフスタイルを向上させる力、魔法を秘めています。ブスは顔じゃない。心がおブスなだけ。心が明るく笑顔になるメイクを一緒に見つけていきたい。今までもこれからも私はメイクを通して笑顔の人を増やすために精進し続けたいと思っています。
メイクアップアーティスト中目黒スタジオ
小林 由佳(こばやし ゆか)
メイクの仕事を始めて20年超。「私って可愛いかも」「俺ってかっこいいかも」の瞬間を見届けるのが栄養となりこの道を邁進中。撮影やレッスン、大人が通う服装の学校のメイクアップの印象管理士®️として企業研修など幅広く活動中