さっぱりクリアなパイナップルで気分もスッキリ晴れ晴れ♪メース風味を楽しむために、パイナップルはできるだけ薄くスライスするのがコツです。ひとつまみの塩もお忘れなく!
<材料> パウンドケーキ型1個分
・パイナップル(薄切り)……1/2個分
・アフリカン・メース……2つ
・水……250cc
・無漂白 糸かんてん……5g
(たっぷりの水で戻して絞っておく)
・ひまわり蜂蜜……60g
・レモン果汁……50g
・低温製法海水塩……少々
・ターメリック……小さじ1/4
<つくり方>所要時間:30分
①分量の水にアフリカン・メースを入れて沸騰させ、弱火で3分ほど煮出す。
②戻しておいた寒天を①に加え、再沸騰したら混ぜながら弱火で5分ほど加熱し寒天が完全に溶けたら火を止め、アフリカン・メースを取り出す。
③蜂蜜・レモン果汁・ターメリックを加え、あら熱が取れてからパイナップルを加え混ぜ、パウンドケーキ型や流しかんに流し、3~6時間冷やし固めて完成。
*所要時間は、冷やす時間を省いた調理時間の目安です。
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無いけどあるもの
教科書なし。宿題なし。黒板なし。給食なし。無いない尽くしの学校が始まった。次男が通うフリースクールは8~18歳までの縦割りでクラス分けもない。休み時間のドッジボール全員参加の同調圧力(笑)もない(人にボールを当ててなにが楽しいのかわからないらしい)。登校時間は10時なので早く早く!と追い立てる必要もなく母子ともにストレスフリーだ。
以前の公立小学校では、優しい同級生たちに守られ、認定キャラ「絶対に喋らないふうくん」だったのが、今では「たまには喋るふうくん」に変身しつつある。
私「前の学校に無くて今の学校にあるものは?」
次男「面白い本。あとねいろいろ無いの。だから行きたいねん」
児童の主体性を認め尊重してくださるこのスクールでは「教育とは一人ひとりに合わせて創るもの」なのだ。
次男「あ。ママ。内緒だよって言われたんだけど、学校行く道でな、パパは電柱にエリコちゃんって名前つけて毎日抱きついてるねんで」
次男「もっと内緒やねんけどな、今日はエリコちゃん電柱を蹴ったんやで!」
私「は!? なんでやねん!」
次男「しかも飛び蹴り!」
徒歩30分の坂道通学に付き合ってくれてる夫を責める訳にもいかず冷たい視線だけを送る私。内緒がバレた夫は速やかにエリコちゃん電柱とは断絶、次なる標的は……。
次男「また内緒やねんけどな、パパな、選挙ポスターのオバちゃんにジュース買ってぇ~!って大声で言うの。紙にやで?」
翌日の帰り道、ポスターと電柱で思い出し笑いした次男。ゲラゲラと下り坂を走って転んでズル剥けで帰宅。罪深い夫である。その夜、お詫びにと夫が厳かに取り出したのはなんと去年の『花火』(GWの出来事です)。静かな住宅街のド真ん中。噴き出し花火の激しい音と立ちこめる煙。驚いた隣のワンちゃんの吠え声が響きわたり。いつもピュアで一生懸命な夫と「無いけど色々ある」日々に感謝である。