秋から冬にかけて徐々に摂り入れたい黒色食材と辛味食材を手軽なパスタで。きくらげは刻まず大胆に手でちぎるとコリコリ食感が堪能できます。
<材料> 1人分
・有機乾燥黒きくらげ(熱湯で15分戻しておく)……3〜5個
・むそう オーガニックパスタ DeLuca デルーカ……80g
・ペペロンチーノソース……大さじ1
・おろし大根……約カップ1/2
・果汁のポン酢……大さじ1〜 調整
・生姜(針生姜)……適量
<つくり方>調理時間:15分
①鍋に1リットルのお湯を沸かし、小さじ1の塩を入れる。パスタを入れ、約13分を目安に好みの固さに茹で上げる。
②きくらげは手でちぎり、ペペロンチーノソースと共にフライパンで軽く炒めてから茹で上げたパスタを絡め合わせ火を止める。
③大根おろしをざっくり混ぜ合わせ、皿に盛り、ポン酢と生姜をたっぷり添える。
*写真の大根おろしは紅芯大根を使いました。酸味が苦手な方はポン酢をお好みのだし醤油に置き換えても美味です。
使用食器:森修焼 ひかりのうつわ大 パールホワイト
理解者との出逢い
幼少期から、じゃんけんではチョキ以外出さない(負けてもピース)。酒やジュース、炭酸、コーヒーは飲まず、水だけを好む。学生時代から彼女だけはちゃっかり居るのに、なにをやってもうまくいかない(と思いこんでいる)。そんな長男が就職先の東京で鬱に陥り、退職。精神障害2級手帳を持つことになりわが家に戻って4年。親として責任渦巻く気持ちでいたのですが、ある日。
「彼女と同棲する」と、サラッと家を出て行きました。その後、ご縁で就労継続支援サービスの枠で働き始め、やっと落ち着いてきた矢先。
なんと今度は、「プロポーズして彼女と結婚することになった。ご両親からはOKもらったから、そっちにも挨拶行くわ」とLINEで報告!?
付き合って6年にもなるのに逢ったことがない息子の彼女。「母と正反対の子を選んだ。お互い阿吽の呼吸で伝わる人おんねやって感動してる」と息子。
時間は前後しますが、実は結婚意思LINEの数日前に、美術館で初めて彼女とご対面。展覧会場なら正面切っての挨拶もそこそこで、あちらも緊張せずに済む。次男10歳を連行したのも良きクッション材になってくれた(夫は留守番)。
決してベストな精神状態でもなく、社会的にも経済的にもなんら還元できていない息子。しかし、そんな彼を理解し人生の伴侶として選んでくれた彼女も「阿吽の呼吸」が決め手だという。なんと清楚で知的で菩薩のような女性であろう。ご両親、そして繋がるご先祖さまにも感謝の気持ちでいっぱいです。
この感動を伝えたくて次男と足早で帰宅すると、夫がトイレで応援団風の歌を大声で唄っていた。
「えりこをやっつけろ〜おうっ♪」 まる聞こえなんですけど。長男27歳の事例がだれかの希望につながれば幸いです。