累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

特集

インタビュー取材しました。

日本古来の智慧を今ここで生きる力に n‌e‌t‌e‌n株式会社 七澤 清仁 氏 インタビュー

投稿日:

古来、日本では言葉に宿る「言霊」を大切にしてきました。その根源的な智慧を伝える学問「言霊学」と先端科学を組み合わせて、現代に役立つ製品を開発・販売しているのがn‌e‌t‌e‌n株式会社です。創業者の故・七澤賢治氏の甥として、長年製品作りに携わってきた取締役社長の七澤清仁氏に、心身を整えることについて話を伺いました。

職場では、毎日朝礼の代わりに全員で瞑想を10分間、神道の祓い言葉を30分間唱えてから仕事を始めるのが習わしだそう

neten 株式会社 取締役社長
七澤 清仁(ななさわ きよひと)

山梨県甲府市生まれ。幼少期から大自然にふれて育つ。20代でインド哲学や東洋思想に傾倒し、アジア中を旅する。学生時代から、叔父であり、neten株式会社の創業者である七澤賢治氏のもとでシステムエンジニアやデザイナーとして働く。2011年に山梨にUターンし、製品の企画開発にも携わる。2024年2月に取締役社長に就任。本社前での里山の再生プロジェクト「ふとまにの里」の運営や、地域交流なども積極的におこなっている。 neten株式会社 https://neten.jp/

人も自然も
すべてはひとつ

——先代の七澤賢治さんはどんな方でしたか。

叔父の賢治は、私の父の弟で、私は甥にあたります。幼少期はすぐ近所に住んでいて、当時はよく一緒に遊んでくれたり、ご飯を作ってくれたりして、家庭的なところがありました。いつも笑っていて、天真爛漫で、おもしろいことをするのが大好きでしたね。大学院で博士号を取っていますし、比較宗教学や社会学、哲学や言語学など、研究も多岐にわたっていて非常に博学だったので、聞けばなんでも教えてくれる叔父さんとして接していました。私が思春期にさしかかり、外で友達と揉めたり、なにか問題が起きたりしたときは呼ばれて、「ちょっと座っていてごらん」と言われるんです。床のシミでも埃でもいいから、薄目で見ながら、息を数えていなさいと。今思えば、瞑想ですけど、当時はよくわからずにやっていました。それ以降も、私が精神的に揺れているとき、他の大人は叱ったり指摘したりするのですが、叔父は「いいんだよ」とすべてを受け入れながらも、心を整えるほうに導いてくれました。勉強ができなくても普通は「勉強しろ」と言われますが、「別に大丈夫だよ」と。今でも、困ったときは、そのように接してくれた記憶を辿って、ヒントをもらうことが多々あります。

——大学進学で上京されています。当時やりたかったことはありますか。

いえ、当時は、なにになろうという目標はまったくなかったんです。大学受験を一度失敗して、さらに入学後もほとんど大学には行かずに、アルバイトでお金を貯めては海外へ旅に出る、という生活をしていました。当時、叔父は東京で基幹システム開発の会社をやっていたので、そこでシステムのバグをチェックする仕事をさせてもらっていたんです。いったん旅に出ると、東南アジアを中心に、普通の旅行者は行かないような国境近くや山奥まで行ったりして。お約束ですが、最後はインドで日がな一日ガンジス川を眺めて過ごすという生活もしました。もともとインドが好きで、ヨガの練習やインド哲学に没頭していた時期もあったので、精神的なことを探求する気持ちは強かったのだと思います。旅に出るうちに、日本の良さにも気づかされました。文化もですし、日本神話のころから受け継がれてきた日本人の精神性は素晴らしいなと。そこから神道にも興味を持ち始め、いろいろな宗教や哲学を学ぶようになりました。運良く、身近に叔父という良い先生がいましたし。学ぶうちに「どの宗教やどの神様ということに関係なく、みんな同じビジョンを見ていたんだな、同じことを言っているな」と思い至りました。みんな平和だけを願っているのに、戦争や競争が起きてしまう。私はよく、山に入ってキャンプやスキーをしますが、それは自然の一部だということを常に感じていたいからなんです。普通の生活では、すべてが人工物で、すべてが決められた仕組みのなかで生きていますが、山のなかで「空が青いな」「風が吹いたな」とシンプルなことを感じていると、自分自身も自然であって、本当に、地球のほんのちっちゃい突起物のひとつに過ぎないと感じられます。人も自然もすべてはひとつ。すべてはつながっているとわかれば、社会の問題も減るのではないかと思っています。それは叔父のやろうとしていた事業と共鳴するところで、その後も自然な流れで事業を手伝うことになりました。

言葉になる前の
信念に働きかける

——どんな仕事を担当されていましたか。

システムのエンジニアリング、プログラミング、そしてデザインと、必要に応じてひと通り習得してやっていました。2008年ごろ、叔父は山梨に戻るのですが、私は東京で独立して仕事をしていたんです。しかし、いろいろと研究と開発が進んで製品化できそうだから一緒にやらないかと誘われて、私も山梨に戻ることにしました。私は彼のアイデアを形にするという役割です。「これはどうでしょう?」「違う」「これは?」「違う」と、トライアンドエラーの繰り返しでしたけど(笑)

——最初に開発した「ロゴストロン」はどんな製品ですか。どのように古代の叡智と先端科学を融合させているのでしょう。

叔父は学生時代から神道について研究し続けてきました。大学院を出た後に、言語学の学者である奈良毅先生に師事して言葉について深く学び始めます。奈良先生はインドのコルカタ大学の客員教授でもあり、聖者のラーマ・クリシュナがいた時代に、叔父も先生と一緒に会いに行ったそうです。さらに、昭和の言霊の研究家である小笠原孝次先生から言霊学を、白川神道については高濱浩先生から教えを授かります。この3人の師匠に師事して、たとえば神道の作法や祝詞、祓い言葉のような、古くからある、言葉が持つ根源的な力について学んだことを独自に統合していったのです。

もともと戦後の混乱のなかで生まれ、世界中で争いが絶えないことに心を痛めていた叔父は、この智慧を多くの人々に共有することで社会に貢献できないかと考えていました。誰もが難しい勉強や修行をせずとも、言葉の力で幸せになる方法はないかと。そんななか、1970年ごろから波動機が流行り出しました。叔父は大変興味を持ち、当時ロシアが優れた波動機を作っていたので、実際に見に行ったり取り寄せたりして、自分でも作れないか構想していたようです。単に「なにか出ている」というものではなく、出てくる波動のパターンを信号化して、人の脳が学習できるようにプログラミングできないかと考えたのです。そして2000年代に、デモ機を作り始め、たまたま優秀な技術者と出会ったことで、いっきに実現化していきました。

仕組みとしては、父音と母音によって子音が生じるという「言霊学」の考え方に基づき、50音のひとつずつに特有の波を割り当て、脳に働きかけたい言語情報を信号に変換して発信する装置です。可聴範囲外なので音としては聞こえませんが、ファイル化された文章を「聞くこと」で脳内の意識の変換スイッチが入るイメージです。よく、語学学習で言葉の意味がわからなくても聞き続けるという方法がありますが、それに近いですね。これをどのように測定するかというと、最初は山梨大学の臨床脳波学の先生と一緒に、人の脳全体がどう反応するかという全磁場の状態を測定する実験を繰り返しました。この音声と周波数のテクノロジーを応用した技術は、2019年に特許を取得しています。他の製品も同様に、私たちは目に見えないものを扱ってはいますが、すべて測定することができるんです。電波暗室という実験室で、外から電磁波が一切入らず、中で生じたものも一切漏れないようにした状態で製品を稼働させて、装置からどんな帯域のどんな信号が出ているのかを把握しています。

——言葉の力が脳に作用することで、人はどのように変化するのですか。

本来、言葉が力を持つのは「音になる前の音」です。聞こえる音はもうただの音なので、発声する前の脳の状態、つまり大元をどれだけ作り出せるかということです。仮説ですが、叔父はよく「確信だ」と言っていました。ただ「こう確信している」と言えばいいというのではなく、心の底から確信していないと行動も伴わないわけで、本気で確信していないと言霊は発動しないようなのです。神道では「中今」と表現するのですが、今ここ、という意味。じつは過去も未来もなくて、あるのは「中今」という時間も空間もない状態だけ。そこにあらゆることを引き寄せて現象化しているだけなので、逆に言えば確信さえしていればすべては現象化しますよと。

私たちの製品にはさまざまな種類がありますが、その個人の意志が発動するのを助けます。個人の方で使おうとするとき、やはり健康や人間関係など、なにか問題を抱えている方が多いと思います。その原因となる感情やブロック、トラウマなど、いろんな言い方がありますが、それをどんどん祓っていきます。クリアリングしていくと、本来の自分が現れてくるのです。

不要なものを祓って
本来の自分に還る

——本来の自分でいることで、望む在り方に近づけると。

はい、目指すのはウェルビーイングな在り方です。心配や不安が渦巻いている状態では、本来のエネルギーを浪費してしまっています。私たちの製品を使っても、お金が増えるとか、なにかが手に入るわけではありません。でも、自分のなかの不要なものをどんどん祓って整えていくことで、自分の根幹にある、やりたいことや本来の役割などがすっと見えてきます。そして、自分の意志で本来行きたい方向に行ける状態になるんです。迷いがなくなり、自分の望みに沿う意思決定ができればすごくパワーが出るし、少しの努力で成果が出せたりするので、結果的に幸せにつながります。お客様からいただく声はさまざまですが、「執着がとれた」とか「長年のブロックが外れた」など、なにか得られたというより、なくなって嬉しいというほうが多い。ウェルビーイングは自分で作れるものなのです。

——会社の理念に「響生の社会へ」と掲げていらっしゃいます。事業目標である新しい社会システムを創るとは、どのような社会ですか。

私たちは自社の技術を社会に実装していきたいと考えています。たとえば駅のホームの放送音に信号を乗せて流したら自殺者が何パーセント減るかとか、街の信号機や液晶ビジョンなどで信号を流し続けたら犯罪率が減るかなど、計測が必要ですが、人々の集合意識や、みなさんの無意識にまでアクセスできれば、社会課題の改善に役立てるのではないかと考えています。そこまで大それた「実験」をしてくれる公共組織や企業はまだないのですが。まずは賛同してくださる方に協力していただいている状況です。

今、世界であらゆる問題が起きているなかで、お金を投資して表面を解決することも大事ですが、同時に一人ひとりが精神的に満たされることにも追いつく必要があります。そこで、日本特有の和の文化や縄文時代から引き継がれてきた精神性が活かされてくるのです。古来の日本ではあらゆるものに神の名前が付いています。「神」といえば誤解されがちですが、本来、この世に存在している一つひとつの働きは、神の働きといわれてきました。たとえば物が落ちること、風がそよぐこと、人の体内を血液が流れることなど、命が循環するエネルギーはすべてです。もちろん私たち自身も本質的な働きを持っていて、それをみんなで出し合えたら、よりよい新しい社会を創っていけるはず。地球全体が満たされている世界なんて気が遠くなるような話ですが、それでも個人が心身、魂を整えて力を発揮していけば、それこそ波及的に社会が変わっていく可能性があるのではないでしょうか。そこを、自分で修行せずとも、気軽に脳に学習させたり、感情に働きかけたりする技術として、私たちの製品があります。考えてみれば、私たちは人生のなかのこの一瞬、一瞬を、家族や職場の人、近所の人など、みんな一緒に同じ時間帯を生きています。せっかくなので、みんな仲良くして、みんなでいい社会を作っていけたらいいですよね。それが事業の軸であり、叔父から引き継いだ想いのひとつです。

——今後の展望を教えてください。

最近「振鼓 F‌U‌R‌I‌K‌O」という商品を発売しました。周波数信号に加えて弱い振動が出ていて、体の骨振動によって体内をほぐすものです。反響として、おばあちゃんの腰がよくなったとか、力士の傷が普段より早く治ったなど、体へのダイレクトな効果が見えています。これからは体の治療に役立つツールも開発し、もっと社会で広く使っていただける製品を増やしていきたいです。精神面は、どうしてもスピリチュアルな話になるので、長年「怪しいよね」と言われてますけど、「怪しいけどすごいよね」と言われるようになれたら。社内には叔父が遺してくれた膨大な研究対象やアイデアが山積みなので、それを社員それぞれの得意を活かして世に発信していけたらと思います。

意識進化のためのテクノロジー

その名の通り、手で握って使うことで、滞りをアースします。左右水晶振動子を実装し、2024年夏リニューアル! ラインナップとして、異なる周波数信号パターンの4種類のNigiを順次リリース予定。

ロゴストロン Nigi -Zeroを見てみる>>

日本古来の智慧を今ここで生きる力に n‌e‌t‌e‌n株式会社 七澤 清仁 氏 インタビュー

- 特集 - 2024年9月発刊 vol.204

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ