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インタビュー取材しました。

【Vol.76】「節分」は 暦に思いを馳せて

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「節分」は
暦に思いを馳せて

節分の日には、「鬼は外、福は内」という子どもたちの声が町に響きます。節分を過ぎると、いよいよ春。季節の節目に、季節をあらわす暦「二十四節気」を改めて見つめてみませんか ?

節分は魔除けの行事
 2月3日は節分です。子どもの頃、「鬼は外、福は内」と言いながら、家の窓や玄関などから、煎った豆をまいたものです。全国各地の寺社でも、豆まきの行事が行われます。 最近ではあまり見なくなりましたが、焼いた鰯の頭を柊の枝に刺したものを門口に挿して魔除けとする風習もよく知られています。
 プレマのメインオフィスのある京都では、「おばけ」とよばれる一風かわった風習があります。節分の夜に鬼がつかないよう、いつもと違う服装をして自分と違う人に化け、寺社に参拝に出かけるというものです。京都には、節分の行事を盛大に行う寺社が多くありますが、なかでも吉田神社の節分祭は有名で、節分当夜の「火炉祭(かろさい)」では、直径高さともに5メートルもある巨大な火炉で、参拝者が持参した神札を浄火を点じて焼き上げます。また今では全国的に知られている「恵方巻」はもともと関西地方の風習で、巻き寿司を1本、恵方(歳徳神のいる方位)を向き願いごとをしながら無言で食べると願いがかなう、と言い伝えられています。

二十四節気の季節の節目として
 現在の「節分」は2月3日で年に1回とされていますが、もともと「節分」とは季節の節目を意味し、立春、立夏、立秋、立冬と、各季節のはじまりの日の前日とされ、年に4回ありました。季節の変わり目はあらゆるものが移ろう時期であり邪気が入りやすいとされ、邪気払いの行事が行われていたといいますが、現在では立春の前日の節分のみが残ったということです。
 旧暦では「立春」を年のはじめと考え、節分は年越しの行事と考えられていたといいます。豆をまく「鬼やらい」も、年越しの行事で、まいた豆を自分の年の数だけ食べるというのは、新しい年のはじめに無病息災を祈るという意味のものだったそうです。
 節分は「二十四節気」という暦を基準にしています。二十四節気は1年を「立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒」の24にわけたもの(図1)。これは天球上での太陽の位置(太陽黄経)を現した暦であり太陽暦です(図2)。冬至、夏至、春分、秋分の太陽の位置を基準にし、その間に立春、立夏、立秋、立冬を置いて、さらにそれらを細分化してわけたものです(図3)。旧暦(太陰暦)と勘違いされがちですが、現在使われている新暦に合っている暦なのです。

二十四節気で月と太陽の暦を調整
 二十四節気は、どうしてつくられのでしょうか。
 かつて日本で使われていた旧暦(太陰暦)は、月の満ち欠けのサイクルを基準にした暦であり、新月から満月の約29・5日を1ヶ月として計算するため、1年は約354日となります。
 一方、太陽暦(二十四節気)は太陽の運行を基準にしており、地球が太陽を一周する周期、約365日を1年としています。
 四季のない国でなら太陰暦でも充分かもしれませんが、日本のように四季のある国では、それでは季節が毎年ずれていってしまいます。月の周期の1年は、太陽の周期の1年より11日少なく、3年もたてば33日もずれてしまうのです。そこで月の周期の1年を、太陽の周期に合わせて調整するために「閏月」を設けなければなりませんが(1年が13ヶ月の年があるということ※)、そのために太陽暦である「二十四節気」が必要だったのです。そして太陰暦(月の暦)は太陽暦(二十四節気)と組み合わせて使われるようになり「太陰太陽暦」ができたということです。
 私たちが使っているカレンダーにも閏年があり、4年に一度、1年が366日になります。天体の動きは数字で割り切れるものではなく矛盾を含んだものなのです。
 昔の人は、暦をつくるために空をどれだけ見上げたことでしょうか。月や太陽の動き、それに伴った自然の移ろいを感じて季節を知る感覚も忘れたくないものですね。
※太陰暦のズレは19年に7度、1ヶ月の閏月で調整するとされています。
(参考:『旧暦ライフ温故知新』(ピエ・ブックス)、『暦はエレガントな化学』PHP研究所など)

<らくなちゅらる通信編集部>

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你好!上海本物実業有限公司です。

上海にオフィスを構える上海本物実業有限公司。プレマが販売する選りすぐりの商品を中国のお客様にご紹介しています。スタートから約2年と、まだ新しい会社ですが、8名のスタッフが、明るく、元気に働いています。

 こんにちは。らくなちゅらる通信編集長の河村です。弊社代表の中川が折に触れて話題に出すことのある上海オフィス。よく考えると、きちんとご紹介したことがなかったかも、と思っていたところ、たまたま先日上海オフィスを訪れる機会がありました。折角なら皆さまにご紹介したいと思い、レポートさせていただきます。

 上海を訪れるのは今回が三回目でしたが、上海オフィスができてからははじめての訪問。一部のスタッフとは、日本での研修で会ったことがあるものの、他の皆とは初対面。ちょっとどきどきしました。
 上海オフィスで働くのは、日本の京都オフィスで約2年間の経験を積んだ楊揚と、7名の現地のスタッフ。日本語を話せるのが、輸出入担当の劉さんと、翻訳担当の王さん、現在産休・育休中の段さんの3名です。ちなみに、段さんはお子さんが生まれたばかりとのことで、写真を見せてもらいましたが、とってもかわいかったです!
 上海オフィスでは、劉さん・王さんお二人の心強いサポートで、お客様コンサルティングスタッフの二人、胡さんと彭さんに、商品の説明をしました。中国のお客様とのやりとりで日本と大きく違う点は、電話でもメールでもなくチャットがメインということ。今回説明をしたのが、「マザータッチ」「梅肉エキス」「サイキックバイブレーション」「バイオノーマライザー」。どれも自信のある商品ですが、日本語でも苦戦する顔ぶれです(笑)。それでも二人ともとても熱心で、私の方が却って勉強になりました。
 たとえば「マザータッチ」は、ご愛用いただいている方はよくご存じの通り、市販の洗剤のように泡立ちませんし、劇的な汚れ落ちはしません。その点はやはりネックのようですが、それ以外の活用をされる方も多いようです。また「サイキックバイブレーション」は意外でした。正直、説明が難しいと思います……が、『「恋愛」に効くのはどれ? 』なんて質問も出て、ちゃんと受け入れられているのだなあと、おもしろかったです。

 オフィスで諸々話をした後は、劉さんと、制作担当のチュウカさんが上海の街中を案内してくれました。観光で行ったらまず入らないような地元感ただようお店でお昼を食べた後(これがおいしかった !)、明の時代の屋敷と庭園が残っている豫園(よえん)というエリアに。バスと電車を乗り継いだおかげで、街中の雰囲気をしっかり味わえました。上海市内の交通は、上海万博のおかげもあって結構便利に整備されています。でもびっくりしたのが、電車内を歌って回る人がいたこと。路上ライブの車内版みたいなものですが……後でチュウカさんと劉さんに教えてもらったのですが、「帰省」という中島みゆきさんの歌の中国語バージョンだったそうです。中国で人気があるそうです。また、二人が小さな子ども連れやお年寄りにすごく自然にさっと席を譲るのを見て、見習おうと、普段ためらいがちな自分を反省しました。
 豫園エリアには、いわゆる中国らしい小物屋さん、飲食店などがぎっしりで、しかも安いので、目移りします。観光で来ても絶対楽しいエリアだと思います。
肝心の豫園は、期待に違わず見応えのある造り。歴史上の造形って今ではまず造れない凝り方ですよね。
 豫園の他、東方明珠(とうほうめいしゅ)という、河沿いの景色が良いエリアに。ここには、上海タワーなどと呼ばれる有名な電視塔があります。夜はライトアップも綺麗!旧正月には、花火が沢山上がって更に賑わうそうです。

 この日は、上海スタッフの皆さんと夜ご飯を一緒に。中国語と日本語が飛び交い、むしろ中国語が多いぐらいだったのですが、しっかり盛り上がりました。でも直接意思疎通できるともっと楽しいだろうなあと、もうちょっと中国語を身につけておこうと思いつつ……。王さんは娘さんも連れてきてくれて、人気者でした。この子どもを囲む感じは日本のオフィスも一緒だなあと嬉しくなります。

 お伝えしたいことは尽きませんが、とにもかくにも約二日間、上海スタッフとしっかり交流、公私ともに満喫しました。実はその間、国同士の関係は良好とは言い切れない状況だったのですが、現地では幸いなことに親切続きで、貴重な経験になったと思います。直接会う機会は多くないですが、上海でも同じ志のスタッフが一緒に働いていると、少しでも近くに感じていただければ幸いです。

<らくなちゅらる通信編集部>

- 特集 - 2014年1月発刊 Vol.76

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