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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

保存料ってなに?

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最近、お店で「保存料・合成保存料不使用」の文字が書かれた商品をよく見かけます。
なんとなく体に良いのはわかりますが、そもそも保存料って一体どんなものなのでしょう?(一人暮らしでコンビニ食が増えた大学生)

A.食品を長期保存するための添加物で安全性は疑問

答える人  岸江 治次

保存料は食品添加物のひとつです。
文字通り、食品を長持ちさせるために添加されています。
昔は塩に漬けこんで保存する塩蔵、酢漬け、砂糖漬けなど日常的に使う調味料に漬け込むことによって食品を保存していました。
しかし、文明が発達した現在、食糧はスーパーやコンビニで購入することが多くなりました。
そういった商品を流通させるには、ある程度の期間、保存できる状態のものでないと、販売することが難しいのです。
長持ちできるほど、長く売ることができますよね。

戦後、食糧の生産状態が整わず、とにかくたくさん供給する必要があったため、質が悪く腐りやすく保存料や防腐剤をたくさん入れるようになったという歴史があります。
当時の工場では作っている段階で菌がついてしまうため、保存料をたくさん入れなければなりませんでした。
しかし最近は衛生状態が良くなり無菌室で作られることが多いため、昔ほど保存料を入れなくなっています。
最近、コンビニエンスストアでも化学調味料不使用のものが増えています。
しかし無添加といっても全く使用していないわけではなく、合成の保存料が使われていないだけという場合がほとんどだと思っていいでしょう。

日本では昨今、人工的にどのような色、味、食感も作り出すことができるようになりました。
保存料は法律により使用基準が厳しく決められていて安全性が確認されているため、少々食べても大丈夫というのが国の見解です。
天然と人工という差はあるものの、成分としては自然界にも存在するものだから安全という認識なのです。
だからといって本当に安全なのかどうかは疑問です。
食品添加物にはいろいろありますが、なかでも保存料については、これまでに発がん性物質が後になって確認され、使用禁止になったものもあるためです。

保存料はソルビン酸、安息香酸が有名です。
ビタミンCなどの酸化防止剤やpH調整剤なども実は保存効果があります。
油が入ったものは、必ず酸化防止剤を入れないと日持ちしません。
また、保存料・合成保存料不使用といいつつ、酸化防止剤やpH調整剤を使っている場合や、香料と称して保存料を使用している場合もあるので注意が必要です。
法律では販売されている食品の原材料の表示が義務付けられているため、ラベルなどを見ると明確です。
とはいえ単体の安全性は確認されていても、例えば「保存料とpH調整剤、酸化防止剤」が同時に使われたときの安全性については全く検査されていないのが現状です。

温度を下げると微生物がおとなしくなるので、冷凍食品にはあまり保存料は使われず、すぐ食べられるようなものは保存料が多く入っています。
外で購入してすぐに食べられるのは便利ですが、そこに頼ると保存料からは離れられません。
コンビニなどの普及に伴い、現在、一人の日本人が年間に摂取する食品添加物の量は4~6kgほど。
一つひとつに含まれるのが少量でも、積み重なると害がないとは言い切れないので注意が必要です。
そのうえ、保存料の不快な味をごまかすために、さらに別の食品添加物が加えられることもあります。

現在、使われている人工保存料は、石油から作られている場合があります。
ここでプラスチックによる環境汚染の問題を思い出してもらいたいのですが、ビニール袋などを野生の動物が食べてしまい命を脅かしていることは周知の通りだと思います。
昨今、特に問題になっているのは、くだけて粒子状になって海を漂う“マイクロプラスチック”。
小さな魚が食べてしまう大きさであることから、巡り巡って私たちの食卓に戻ってくることになりますし、海面を粒子が覆ってしまい紫外線が遮られることも問題になっています。
プラスチックも石油由来であるということを考えると、この環境汚染の問題と同じではないでしょうか。
石油はそもそも人間が口にするものではありません。
体のことを考えると、自分が口にするものについては、どういう過程で作られたのかに興味を持ち、なるべくなにが入っているのかわかる素材から作りたいものです。

- 基本のき - 2018年8月発刊 vol.131

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