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しなやかな影響力のレッスン

自分も周りも自然と良くなるために

影響力のスイッチを入れる専門家人材育成・組織開発コンサルタント

賀集 美和 (かしゅう みわ)

北海道旭川市生まれ。違いを超えて人と人が共に幸せな社会を創るには?その答えを求め日米の教育機関を経て、世界 900 店舗のレストランチェーン TGI FRIDAY'S で人材育成の道に。独立後10年の歳月をかけ、誰でも一瞬で一体感を生み出し互いを活かし合うボディヴォイス®の技術化/体系化を実現。講座や企業研修を通じ、慈しみと活力に満ちた発展的な社会を共に創り上げていく起業家や管理職などリーダーを輩出している。

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「この人、なんだか苦手だな……」と思ったこと、だれもがあるのではないでしょうか。職場でもプライベートでも、波長が合わない相手がいると、それだけでストレスを感じます。しかし、その「苦手意識」、本当に相手の性格や態度、波長のズレが原因なのでしょうか?

じつは、多くの場合、「苦手」と感じる原因は相手ではなく、私たち自身が無意識に緊張していることにあります。この緊張が、人間関係に大きな影響を与えているのです。

緊張が生む「苦手意識」

たとえば、初対面の人と話すとき、構えてしまうことってありませんか?また、上司や目上の人と話すとき、普段通りに振る舞えず、ぎこちなくなる経験なども。これは、相手が「苦手」だからではなく、自分が無意識に緊張しているからなのです。

緊張しているとき、身体はこわばり、呼吸は浅くなっています。その状態では感覚が鈍り、相手の本心や状態を感じ取るのが難しくなります。つまり、相手のことがわからない状態で意思疎通を図ることになるため、不安感が強くなり、苦手意識が強化されます。

また、緊張すると思考が優位になり、過剰に解釈を加えたり、相手の言葉を敏感に受け取ったりします。結果、「冷たい」「否定された」と感じたとしても、実際には相手の態度が変わったわけではなく、緊張が自分の受け取り方に影響していることが多いのです。

さらに、緊張すると表情が硬くなり、声のトーンが暗くなります。話し方も素っ気ない印象になりがちです。相手は「この人、話しづらいな」「もしかして嫌われてる?」と感じ、距離を取ってしまいます。その結果、ぎこちない空気が生まれ、「やっぱりこの人とは合わない」と思い込んでしまいます。これが、苦手意識の悪循環です。

「苦手」を手放すためにできること

では、この悪循環をどう断ち切ればいいのでしょうか? 大切なのは、「相手を変えよう」「遠ざけよう」とするのではなく、「緊張を味方につける」ことです。意外に思われるかもしれませんが、緊張を解消しようとすると、かえって心は余計に緊張してしまいます。あえて緊張を無理にほぐすのではなく、そのまま受け入れ、活かすことがポイントです。

シンプルですが、驚くほど効果的な方法をご紹介します。

◎ステップ1:苦手意識を感じたら、自分の身体に意識を向け、一番気になる場所に手を当てる(難しい場合は、意識だけを向ける)。

◎ステップ2:心のなかで「なにを感じる?」と自問し、そのままを答える(例:かたい、重い、モヤモヤ、どきどき、イライラなど)。

◎ステップ3:その感覚を感じながら、ゆっくり呼吸する。

吐く息とともに感覚が和らぎ、緊張が解けていきます。身体がゆるみ、呼吸が深まると、思考も落ち着き、心に平穏が戻ります。

苦手な人が「普通の人」に変わる瞬間

この方法を試すと、これまで「苦手」だと感じていた相手に対して、不思議と違う印象を持つようになります。「思ったより話しやすいかも」「実は悪い人じゃないのかも」と感じることが増えるでしょう。そうなれば、その人はもはや「苦手な人」ではなく、単に「普通の人」です。

人間関係は、私たちの身体の状態によって大きく変わります。だからこそ、相手を無理に変えようとするのではなく、自分の状態をリセットすることが大切なのです。次に「この人、苦手だな」と感じたときは、ぜひ一度試してみませんか。それだけで、関係が少し楽になるはず。苦手は身体で解消できる。ぜひ覚えておいてくださいね。

- しなやかな影響力のレッスン - 2025年6月発刊 vol.213

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