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しなやかな影響力のレッスン

自分も周りも自然と良くなるために

影響力のスイッチを入れる専門家人材育成・組織開発コンサルタント

賀集 美和 (かしゅう みわ)

北海道旭川市生まれ。違いを超えて人と人が共に幸せな社会を創るには?その答えを求め日米の教育機関を経て、世界 900 店舗のレストランチェーン TGI FRIDAY'S で人材育成の道に。独立後10年の歳月をかけ、誰でも一瞬で一体感を生み出し互いを活かし合うボディヴォイス®の技術化/体系化を実現。講座や企業研修を通じ、慈しみと活力に満ちた発展的な社会を共に創り上げていく起業家や管理職などリーダーを輩出している。

時間の悩み、WHOが鍵を握ってる?

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休日や予定のないフリーデイになると、「今日こそやるぞ!」と意気込んだのに、なぜかボーッとして一日が終わる。こんな経験をする方は多いもの。そんな日は「時間をムダにした」と落ち込み、自分を責めてしまいがちです。

じつは私も、会社勤めを辞め独立したあと、同じ悩みを抱えていました。自由な時間を手に入れたはずなのに、なぜか思うように使えない。充実した時間を過ごしたいと試行錯誤を重ねましたが、デジタルデトックスや手帳術、時間管理法など、どれも決定的な解決策にはなりませんでした。

そこで気づいたのが、「万人に合う方法はない」ということ。たとえば、ダイエットや勉強法も、人によって合う・合わないがあります。生まれ持った体質や気質、経験、目的が違えば、同じ方法でも結果は変わる。それなのに、まるで全員に効く「ノウハウ」があるように思えてしまいます。本屋には、そんな本がずらりと並んでいます。

「誰が」が違えば、「答え」も変わる

インドの伝統医学のアーユルヴェーダでは、「だれが、なにを、どのように」が大事だとされます。例えば、野菜(なに)は体に良いですが、冷え性で消化力が弱い人(だれ)が、朝に冷たいサラダで(どのように)食べると、かえって体に負担になります。

このアーユルヴェーダの教えを時間管理に応用すると、「だれ」はその人自身、「なに」は時間、「どのように」は使い方や環境。同じ時間術でも、脳のタイプや大切にする価値観によって、合う・合わないがあるのです。

だからこそ大切なのは、唯一の正解を求めるのではなく、「だれが、なにを、どのように」を考えること。人はつい「なにをどのように」、つまり「ノウハウ」に注目しがちです。しかし、私はまず「だれ=自分」を知ることを優先することにしました。なぜなら、どんな方法も、それを実践する「自分」に合っていなければ続かないからです。

時間を制するより、自分を知る

たとえば私の場合、「デジタル時計では時間の感覚がつかみにくい」「細かく決めると動けなくなる」「やることが見えないと気が重くなる」といった特徴があります。さらに、「合理性も大事だが、感情や美的感覚も重視したい」と考えています。そんな私は、効率重視でムダを排除する方法や分刻みのスケジュール管理が続かず、意欲も削がれるばかりでした。そこで行き着いたのが、次の2つの方法です。

① 8時間をざっくり3~4分割する
私にとって自由に使える8時間は、大きな枠組みです。例えるなら、収納グッズがなく、中身が散らかったままの大きなクローゼット。そのままでは扱いづらいので、大まかに小分けします。ただし、細かく分けすぎると逆効果です。

② 「その日、これさえ終えれば大満足なことトップ3」を決めて書き出す
やるべきことばかり並べると、無機質な一日になり、気持ちが乗りません。そこで、トップ3を決める際には、次の3つを意識的に含めています。
⒈ 役立たなくても幸せを感じること
⒉ 即効性はないけれど、積み上げると理想の未来につながること
⒊ 必要なこと(好き嫌いに関係なく淡々とやるべきこと)

この3つのバランスが取れていると、充実感や喜びを感じ、心から「いい一日だった」と実感できます。

最後に大切なのは、これはあくまで「私のケース」だということ。大事なのは「だれが、なにを、どのように」。この視点を持ち、自分に合う方法を見つけていくことがとても重要です。ぜひ、楽しみながら、あなたにとって最適な「なにを」「どのように」を、探してみてください。

 

- しなやかな影響力のレッスン - 2025年4月発刊 vol.211

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