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小さな農と天職と新しい未来と

半農半X、ソーシャルデザイン そして後世へ

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コンセプトがつくれる人に

数年前から、コンセプトスクールという通信教育をおこなっています。コンセプトを自分でつくれる人になれば、食べていける、とぼくは考えているのでした。求める人のコンセプトメイク力を応援したくて始めたのが、在宅でできるスクールです。毎週金曜日の夕方、メールで出題し、週明けの月曜日の朝、アイデアを回答してもらいます。それを約1年、50週続けていただくというものです。

たくさんある出題例のなかで、今号の本誌の全体テーマである「自分軸を見つける」という観点から2つ、紹介しましょう。

故スティーブ・ジョブズはアップルのことを「我々はリベラルアーツとテクノロジーの交差点にある会社だ」と言いました。この表現にならい、あなたの人生を、また、あなたが経営したい会社、経営している会社をどう表現しますか? 「( )と( )の交差点にある」という表現で3案、考えてください。

続いてはこんな問題です。社会デザイン研究家の三浦展さんは「家族」「若者」「消費」「都市」の観点から社会デザインの提案をおこなっています。あなたならどんな観点から、どんな分野のデザインをしたいですか? 考えてみてください。

2つの問題、いかがでしたか? ジョブズさんと三浦さんに共通するのは、軸をしっかり認識しているということですね。

20代のときに出会った4軸

自分軸はいつ定まったかという観点から、自分のことを振り返ると、ぼくの原点は20代のときに、すべてそろったことがわかります。あらためて振り返ってみて、わかったのですが、ぼくには4つの軸があるようです。

最初の2つをご紹介すると、「持続可能性(農、生物多様性など)」と「使命多様性(天職、生きがい)」です。2つあわせると、ぼくが20年前から提唱している半農半Xとなります。3つ目は何かというと、方向性と言っていいかもしれませんが、「後世(将来世代・7世代後)」という軸です。内村鑑三の講演録『後世への最大遺物』(岩波文庫)にある「我々は何をこの世に遺して逝こうか。金か、事業か、思想か」という明治27年、内村33歳のときのことばには大変影響を受けてきました。後世に何を遺せるか。大きな課題ですね。

軸の最後は、「ソーシャルデザイン」です。いまから四半世紀前に知ったことばですが、「ぼくがやりたいのはこれだ!」と思いました。特にぼくは「ことばによる世界デザイン」をめざしています。

書き出してみると、きっと一人ひとり、軸が違い、軸の多様性が見えてくることでしょう。ときどきこうして軸点検をしていくことが大切ですね。すてきなお題をありがとうございます。

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台湾のオーガニックファームでの種まき。
東アジアでも、輪が広がっています。

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半農半X研究所代表
福知山公立大学地域経営学部特任准教授
総務省地域力創造アドバイザー
塩見 直紀(しおみ なおき)

1965年、京都府綾部市生まれ。
「半農半X(=天職)」コンセプトを20年前から提唱。
ライフワークは個人~市町村までのミッションサポート、コンセプトメイク。
著書(『半農半Xという生き方【決定版】』など)は翻訳され、台湾、中国、韓国でも発売され、海外で講演もおこなう。
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/

- 小さな農と天職と新しい未来と - 2016年9月発刊 Vol.108

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