有史以前の時代から人類は『飢餓との戦い』が続いています。日本で暮らしていると、至る所に食べ物が溢れ、安全性や栄養学経済の循環などへの思考さえストップすれば、いつでもどこでも食べ物にありつける。『飢えを満たすための食』が『楽しむ為の食』になりさらに欲望をあおる『享楽の食』へと変化しています。
私の住む京都もコンビニで24 時間照らされる街並みがいつしか当たり前で、夜間には安心感すらもたらしてれる存在です。実際私もお世話になっていて、息子と涼みに行ったり、食品のリサーチと称して店内を徘徊。流行りのお菓子の裏ラベルをチェック!
洗剤やメイク用品の表示チェック!
短時間で一般市場の傾向を知れて楽しいものです。コンビニは日本の縮図です。
大手スーパーマーケットにもちょくちょく出掛けます。新規オープンの情報はなぜか夫が詳しく、ちょっとイラつきながらも車で連れて行ってくれます。なぜイラつくかと言うと。。買い物しないのに入店から2時間かかるコースだからです!笑 食品コーナーの全商品チェックと陳列の順番、誘導の具合。有機や自然派志向の食品の占める割合。特に調味料には仕入れ担当者さんの傾向がバッチリ出ますから面白いものです。例えば京都で味噌と言えば米麹味噌が主流で土地柄、白味噌も必ず並んでいるのが一般的です。しかし注目すべきは『九州の麦麹味噌』が定番商品かどうか?
不思議ですが、麦麹味噌を扱ってる店舗には無添加の八丁味噌が必ずありますし、乾物や甘味料も充実しているのです。そして塩売り場!
6種類以上の塩を自慢げに並べていたら見込みありです。(何者?!笑)テンションが上がり、瞳孔の開ききった私は夫の所に駈けて行きます。(嘘です。走るの嫌いです)しかしただ待つ夫にとって何の楽しみも無い時間なのです。気の毒な事に所構わずYOGA をするようになりました。
私『塩がいっぱい♪ 麦味噌もあった!
無添加のふりした漬け物も♪』
夫『キパワーソルトあった?
味噌は作ってるやん、
漬け物も買わないやん』YOGA 中断
私『キパワーは無い。味噌。つけもん。。。うん。』テ
ンション下がる
夫『買い物したの? してへんやろ、納得した?』
私『うん!
炭酸水買った!
ホップに麦芽とアル
コール入ってるみたいです』
夫『。。。。。はよ帰ろうよぉ~~~』
以前はコンビニや大手スーパーの存在自体に批判的な気持ちを持って居りました。と、言うより利便・利益追求の商品群に対してです。
近年では『目を閉じて。開けて。目に映る全てのものに人の意識や想いがある』と思うようになりました。誰かが誰かの為に企画し、目的を持って商品化してる訳です。選ぶ側が「世界を変える個人事業」として消費活動を見極める必要があると思います。消費者が想像力を働かせるべきポイントがココにあります。我々は地球星に生かされてます。手に取った商品の全素材は地球内に在る訳です。化学物質や添加物も原材料は地球。なにひとつ人類が1から創ったものはありません。地球環境に善くないと思われる物質も『made in 地球』by 人類。このby 人類がポイント。人類の仕業なんです。言葉通り大自然の『空気と水と土地と食べ物』を消費しています。葉っぱ1枚すら創る事が出来ない分際で「畏れ知らずの考え無し」で地球に依存しきって来ました。せめて美しく循環させたいですよね!
私は購入の決め手として『本当に必要?
欲しいだけもの?
加担してOK?』と自分に問う事にしています。(しかし実際は自分の首を絞めるかのように消費してまして、先日も気がついたら新商品らしき瓶ビールを。。著しい自己矛盾っぷり!
欲しいだけの欲望でした。)過去の選択の過ちを正すのは自分ですね(笑)。どこからともなく月光仮面(古い?!)のようにリーダーが現れて先導してはくれません。
『飢えを満たす為に食べ物を必死でむさぼる』そんな体験の無い時代。『生きてる実感』を『生きるには不要なものたち』から感じようとしてるのかもしれません。暮らしに彩りを与え生活を円滑に回す道具やインテリア、ファッション。それらの「より善い選択」が生き方の表現にもなりメッセージにもなります。
女性は特に『生きるには不要なものたち』に弱い傾向にあります。甘い物・服飾品・男(失礼!
必要です 笑)。私の料理もしかり。カラフルでデコラティブな料理を作り、食べて頂くことは私の生への意欲を掻き立ててくれますが、生きるには不要で無用に思えます。
私が感じるのは、素敵なパッケージの菓子等の内身とのギャップです。身体にイイかのように見せかけたり、それこそカラフルでデコラティブな合成食品の数々。生きるには不要で無用に思えます。ん。。。私のカラフルな料理=合成食品はイコール?!
いやいや。食べれるって点ではイコールですが、、身体を生かすにあたり、働きが違ってると思うのです。科学的根拠やエビデンスは??(ありません。←弱いなぁ)皆さん!
これら矛盾と違和感を胸に、生きるには不要で無用な私のお料理教室へ是非ご参加ください!
『より善く生きるために有用』なお料理を私に出来る最大限で研究しています。
ベジタリアン料理家
erico
ベジタリアン料理家『erico のベジタリアンお料理教室』主宰 マクロビオティック望診法指導士プロフェッショナル(山村慎一郎 名古屋山村塾)マクロビオティックをベースとした美容食事法や、現代生活に即、取り入れられる「食べかた」を華やかなレシピと共にご提案されています。その他、マクロビオティック望診法や、『食育』に関する講座やワークショップも企画。長年のカフェマネージメントと、アトピーの息子と暮らす経験を生かし、「続けられるマクロビオティック」を伝えておられます。料理教室はインパクトのあるカラフルなルックスと輪郭のはっきりした味付けが大好評で毎回満員御礼! お料理教室の詳細などはブログ「ベジタリアン料理家erico」へ。 |