前回紹介した「み~んな◯(マル)」を繰り返す「魔法のことば」、実践していただけたでしょうか? まだの方は、是非やってみてください。続けて実践するためには、ご利益(りやく)が必要ですよね。これをすれば運気アップ間違いありません!……? 宇宙の営みにケチを付けないと神さまから可愛がられます!……?(多分そうなるはず!?)
僕自身、これを始めたその日に超爽快な気分になり、理由もなくハッピーな状態で過ごすことができました。翌日には通常モードに戻っていましたが、深刻に考えたりはできなくなっています。それは現在も続いています。前回も説明したように通常、頭の中では「これは×(バツ)」「このままじゃダメ」「ありえない」「信じられない」「もっと頑張らないと」と色々な物や人(自分も含む)に対してダメ出しをしています。また思い通りにならない事があると、どうにかして自分の思い通りにコントロールしようと頑張ってみたり、逆に「人に合わせないといけない」と自分を押し殺してしまったりします。頭が認識したものは、自分自身も含めて、全てこの宇宙の営みの一部です。たとえどんなに「ありえない出来事」や、「ありえない人物」であったとしても、それに対して「×」をつけた瞬間、脳内にアドレナリンの刺激が起こります。「人を呪わば穴二つ」とはよく言ったもので、「イヤだ」「きらいだ」と思うだけで自分にダメージが蓄積してしまうのです。嫌いなアイツのために自分がダメージをうけるのって、すっごく損していると思いませんか? そうならないために「み~んな◯」「ぜ~んぶ◯」とつぶやきましょう。
また、やってみても気分が良くならないという方もいます。そういう方は「全部に◯をつけなくちゃ」「あっ、またダメ出しをしてしまった」と自分を責めている可能性があります。そう思ってしまう自分に「◯」をつけてあげましょう。さらに、どうしても「み~んな◯」と思えない。「どう考えてもアイツが悪いのに」と思ってしまう場合は、その相手以外の物事から始めてみるとよいでしょう。あまりまじめに考えすぎず、「◯ということにしてやってもいいかも」くらいの気持ちでやってみてください。「◯」をつけると「負けた気がする」「損した気分になる」という場合もあります。「×」をつけ続けることは、自分を痛め続けることです。ウソでも本心でなくてもいいから、自分が得するために「◯」にしてみてください。頭は損をすることを嫌います。「×」をつけることは損すること、と納得できれば「◯」をつけやすくなります。「◯」をつけることは、実はチョ~強欲なのかもしれません(笑)。
さらなるご利益は、宇宙の営みに「◯」をつけることは、宇宙(神さま)に対して「いつも一緒にいてくれて“ありがとう”」「いつも批判して“ごめんね”」「いままで× をつけたこと“ゆるしてね”」「これからもよろしくね“愛しているよ”」と言っていることとほぼ同じことになります。これは最強のヒーリングである「ホ・オポノポノ」そのものです。(注:神さまという表現を使いましたが、特定の宗教の紹介ではありません。)
山内昌樹
![]() 平成19年まで一般小児科医として診療を行うかたわら、統合医療を志しYHC矢山クリニックで小児科を担当。平成22年12月佐賀市内に『統合医療やまのうち小児科・内科』を開院。 医師となってから、重病の患者さんが劇的な回復をすることや子どもの生命力の素晴らしさなどを経験するも、個人差を考慮しない画一的な治療、ステロイド薬や免疫抑制剤の副作用など、西洋医学の限界を感じる。 漢方薬や代替療法と西洋医学を融合して治療を行うYHC矢山クリニックで小児科を担当、病気の真の原因を学び、実際の診療で効果が見られることを経験。 |