累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

Mie's マクロビ通信

【Vol.31】(新連載)食べてきれいになることが一番のエコなのです。

投稿日:

 今年は雪が多く寒い冬を過ごした印象があります。お料理教室で通っている新潟県の十日町では、突然1日で1mも雪が積もり、立ち往生。どんなに近代的な生活を送っていても自然現象を受け入れて生活をすることの大切さを体験させていただきました。

 マクロビオティックのマクロとは最も大きなという意味です。最も大きな単位が地球ならミクロ=もっとも小さな単位は私たち、ひとりひとりの命がミクロなのです。だから…。

 地球の命が健康な状態を手に入れるためには私たちひとりひとりが健康になることがとっても大切なことになります。地球に働きかけるエネルギーは春に向けて緩んでいきます。

 つくしが芽を出したり、動物が冬眠から目を覚ましたり。様々な種類の花が咲いたり、木々は芽吹きます。春は地球全体に新しい命が誕生するときなのです。そしてこの時期に取れる野菜たちや山菜類は冬の間に体の中に溜め込んだものを緩めて溶かす力を持っているものばかりです。

 熊は冬眠から目を覚ますとまず始めに蕗の薹を探します。秋に冬眠するために食べた鮭の脂肪や塩気の力で眠り続けるわけです。そして冬の間使わなかった脂肪分や塩気を溶かすために蕗の薹を食べます。体をきれいに浄化して新しい1年を始めるために蕗の薹を食べるのです。誰が教えたわけでもなく、熊は自然の中で自分の体をいい状態で保つために何を食べることがベストなのかを知っているのですね。

 春は最も新しい命の誕生をさせるのに絶好のチャンスなのです。さあ、2010年のあなたがもっと素敵になるために、このときに体の中をデトックスしませんか。毎日食べるものの選択を体がデトックスしやすいものを選んで食べるだけであなたの体はキレイを手に入れることができるのです。春は出来るだけ塩気と脂肪の多いものを避けることをおすすめします。どちらかというとすっぱい味が春の季節にはぴったりですよ。こんな風に食べるものを地球のサイクルにあわせて、私がきれいになれば必ず地球もきれいになっていくだなんて、素敵なことだと思いませんか?これがマクロビオティックの考え方なのです。

.。゚+..。゚+.☆ 今月のMie’s Recipe ☆.。゚+..。゚+

切干大根のお茶
 大根は体の中の余分なミネラルや油を分解する力を持っている優れた野菜です。

 昔から大根はお魚と一緒に組み合わせて食べられることが多く、秋刀魚に大根おろし、ぶり大根、お刺身に大根のつまetc.

 そして今ではとんかつやステーキなどの脂っこいものと一緒に食べる機会が多いのも、大根が持っている働きをみんなが無意識でしっているからかもしれませんね。そんな大根を寒い時期に干すことでさらにパワーをアップしたのが切干大根です。

 特に切干大根は乳製品や動物性の脂肪が代謝されずに体の中に蓄積されているのを分解することを手伝います。切干大根を煮付けたものを食べるよりもさらに効果的なのがスープとして飲むことです。ポイントは空腹時に飲むこと。そうすれば体内脂肪の分解により効果的です。   

材料
●切干大根 (天日干しがおすすめ)‥‥‥‥1/4カップ
●水‥‥‥‥1カップ
作り方
お鍋に切り干し大根と水を入れて弱火でゆっくりと煮詰めます。
沸騰してから弱火で約5分ほど煮詰めて切り干し大根を取り出します。
煮汁をそのまま湯飲みやマグカップに入れて出来上がりです。

中美恵

中美恵(なか
みえ)氏
KII認定
マクロビクッキングスクール校長
東京南青山プライベートサロン
Mie’s Room 主宰
1997年に、KII認定マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。
2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。
中美恵公式サイト https://miesrecipe.jimdo.com/
 >>

- Mie's マクロビ通信 - 2010年3月発刊 Vol.31

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ