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オルタナティブファーム宮古

自然の恵みいっぱいの宮古島から農業や商品開発するなかで感じたこと気づいたこと

オルタナティブ
ファーム宮古 代表

松本 克也 (まつもと かつや)

自動車メーカーなど14 年の研究職を離れ、2012 年5月に家族4人で宮古島に移住。
約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。
その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。

海ブドウは生きている!

投稿日:

 プライベートガイドでご案内を予定している、海ブドウ生産者をご紹介します。

【基本情報】
上の写真は、ブドウのような粒がついた房を持ち、キャビアのような独特の食感から、海ブドウやグリーンキャビアと呼ばれる、食用海藻・クビレズタです。東南アジア等の浅海域に分布し、日本では南西諸島で4~7月頃にシーズンを迎えます。海水タンクで育てる陸上養殖技術が開発されて、通年の出荷、量産が可能となりましたが、粒揃いなどの品質確保のために生産者の試行錯誤がいまも続けられています。母藻を養殖ネットにセットして、日照や水流などを条件管理した海水タンクに漬けて母藻を成長させ、可食部が5~6cm程度の大きさに成長したら、収穫します。夏場の日照条件だと30日程度、冬場だと2カ月程度かかります。

【チャレンジ】
3代事業を引き継いでこられた仲間さんのこれまでの歩みは、平坦な道のりではありませんでした。初代・美智子さんが事業開始したのは20年前。沖縄県の指導要領に沿って8社が始動※しましたが、同条件で栽培しても常に同じようには育たず、「単純ではない」という気づきと、一喜一憂の繰返し。2代目の勝也さん・勝美さんご兄妹とともに、生育条件をさまざまに変えて現場で試行錯誤を繰り返し、経験の蓄積とともに勘所を掴みとってこられました。3代目・優太さんは、沖縄県との共同研究を進め、緻密なデータ取りでIT化を推進し、生産性向上・生産安定を目指しています。

【生きている】
製品としてパックに入っている海ブドウも「生きています」。夜間に太陽が当たらないと透明に色が薄くなり、朝日を受けて、また緑色に色づいてきます。この様子を生産者さんたちは「寝ている」と表現するそうです。

【現場力】
やはり現場には説得力があり、現場を見学し実際を知ることで「食の豊かさ」が深まります。プライベートガイドサービス提供の開始を楽しみにお待ちください(^^)

ブドウのような房を持ち、キャビアのようなプチプチ触感の「海ブドウ」は“グリーンキャビア”の別名もある食用海藻

黒糖はサトウキビを搾って、その搾汁液を炊き上げ、攪拌、冷却、成型して作ります。本製品は炊き上げの工程を90%完了させた黒糖蜜です。

おうちで黒糖チャレンジを見てみる>>

海ブドウは生きている!

- オルタナティブファーム宮古 - 2021年11月発刊 vol170

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