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月のテンポで輝く自分へ

【Vol.84】これがあれば大丈夫

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「気が滅入らない?」と聞かれた入院生活
 今月号もこの原稿をお読みくださりありがとうございます。先月からこちらに戻ってくることができ本当に嬉しいです。ではでは、早速先月号からの続きを……。
 切迫早産で緊急入院した私。部屋は4人部屋だったのですが、棚や壁などで上手く区切られていて、ほぼ個室状態。プライベートが守られるという意味では良いのですが、見方によっては壁や棚で区切られ、24時間点滴を打ちながら安静状態。私のスペースからは窓が見えず、明るいのか暗いのか、お天気なのか曇っているのかも分からない。ひたすら天井を見る生活。
 お見舞いに来てくれた人からは「気が滅入らない?」と心配されていました。でも、実際には不思議とまったく苦にならないんですよね。実は私も初めはちょっと心配していたことがあって……。
 私たちの体内時計は太陽のように強い光を目から入れることで正常な動きを保っています。窓のない環境で、しかもひたすら横になり運動不足状態では心身ともに何らかの影響が出てしまうのではないかと思ったのです。
 実際に他の方の話を聞いてみると、食欲がなくなったり、眠れなかったり、便がまったく出なくなったりしたそうです。そして何より「こんな状態がいつまで続くのだろう」と不安でいっぱいだったという声が多かったのです。

“月のテンポ”で快適入院生活でした
 私はというと、食欲旺盛、決まった時間に寝て決まった時間に自然に起きる、なぜ入院しているのかを聞かれるほど元気(笑)こんな感じです。これは、やはり“月のテンポ”の影響が大きいと感じているのです。
 入院中、他の方のご迷惑にならない音量で“月のテンポ”をずっと流していました。点滴の針が痛くて眠りにくい日も、あれこれ考えてしまう日も、“月のテンポ”に耳を傾け静かに呼吸をしていると、自然に力が抜けてきて、安心している自分がいました。それからちょっと嬉しかったのが、隣のスペースに入院していた方が“月のテンポ”を流し始めた日から何故かいびきをかいて眠るようになったこと(笑)。
 急な入院だったので、初めの数日は“月のテンポ”なしで入院していたのですが、その時はお隣からは眠れないのかよく寝返りをうつ音だったり、ため息が聞こえていたのです。それが、流し始めた日から「気持ちよく眠っているんだろうな」と分かる音に変わりました。その方が退院されて行く時、何故か私のところにだけ挨拶に来て下さって、「これからも色々と情報交換しましょう」と連絡先を教えてくれました。“月のテンポ”のことはもちろん、ほとんど話していなかったのですが、その方とはその後メル友に(笑)お互いの近況報告をする仲になりました。いつものように、“月のテンポ”が良い縁を繋いでくれたなと思っています。
 一見、マイナスに思える環境や状況でも、「これがあれば大丈夫」と思える何かがあると好転する。それが私にとっては“月のテンポ”。あなたや、あなたの大切な人の、いざという時、“月のテンポ”をうまくご活用頂けると嬉しいです。

片岡 由季

片岡由季氏
武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。
その後、玉川大学英米文学科に編入。
前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。
2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。
現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。

『「月のテンポ」テンポ116 CDシリーズ』
人間の体内時計と月の一日は同様であるといわれます。”月のテンポ”は、無限の可能性を持つあなたを思い出させてくれます。

- 月のテンポで輝く自分へ - 2014年9月発刊 Vol.84

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