【Vol.87】自信を与えてくれるもの

今年も一年、ありがとうございました！
　今月号も目をとめて頂いてありがとうございます！　ついこの間新しい年が始まったと思っていたのに、気づいたらもう年末ですね（笑）。今年は出産したこともあり、本当にあっという間の一年でした。この一年で、自分自身がとても大きく変化し、多くの気づきを頂き、充実した一年だったと振り返っています。
　皆さんは、どのような一年でしたか？一年間頑張ってきた自分に「お疲れ様でした」と言ってあげてくださいね。

“自信”ってどうしたらつくの？
　数年前、あるセミナーで知り合った年下の可愛らしい女の子がいます。よくメールをくれるのですが、とても文才のある子で、悩みごとを相談してくれるその文章ですら少しのユーモアを交えながら読み手を惹きつけてやまない魅力があるのです。そんな彼女から、ある日お付き合いしている男性についてこんなメールをもらいました。彼女の承諾を得ましたので、一部をご紹介しますね。
『彼はなぜ私を選んだのでしょう。私は自立もしてないし、頭も悪く、知識も乏しくて。でも彼は、大手企業の管理職で知識もあって、自立もしているし、多趣味で。なぜ私なのかなと思います。もっといい人がいるのではと考えてしまって。自信ってどうやったらつくのでしょうか。』

“自信”にも後ろ盾が必要？
　生きていれば、迷うことも、不安になることも、自信がなくなることだってあります。私も、「自信ない……」と悩むこともあります。それでも、最終的にはやっぱり“自分を信じている”という強い想いが常にあって。どうしてその想いを失わずにいられるか考えてみると、私に“自信”を与え続けてくれる人達の存在があるからだなって思います。
　もちろん、「自分を信じる」と書くくらいですから、自分が自分を信じてあげることが大前提ですが、やはり人は人や環境に大きく影響を受けるもの。私も子育てをしていてつくづく思います。楽しい中にも、不安や心配が絶えない子育て。一生懸命その不安と向き合っている最中、誰かの何気ない一言が余計に不安を掻き立て、自信を無くしてしまうこともあるし、誰かの一言で救われることもある。だからこそ、自分が人と接する時、何か言葉を投げかける時には、相手の大切にしている気持ちを奪ってしまうことのないよう気をつけよう。相手に自信を持ってもらえるような自分でいたい。そう思います。
　そして、自分の周りの環境を自分でしっかり整えておくことも大切。“月のテンポ”を聴きながらテンポを整えれば、心と身体のバランスが整い、同じテンポの人達が集まりやすいので、皆さんの“自信”を存分に引き出してくれるでしょう。
　このメールをくれた友人も、素晴らしい面をたくさん持っています。たとえ頭が悪いと思っていても、知識がなくても、趣味がなくても、彼女は彼女で最高に素晴らしいのです。彼女が自信を持てるその日まで、私は彼女の魅力を伝え続けていこうと思います。おせっかいにならない程度に（笑）。

片岡　由季

片岡由季氏
武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。
その後、玉川大学英米文学科に編入。
前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。
2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。
現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。