「おかあさん、きょうのおべんとうに、たくさんおやさいをいれてくれて、ありがとう。」
と、先日幼稚園から帰ってきて、長男が一番にいった言葉です。そして、次男が幼稚園から持って帰った連絡帳をみると「みずきくんは、きれいに食べたお弁当箱を”ピカピカでしょ”と、うれしそうに見せに来てくれました。」と、書かれていました。ふたりともお弁当の時間がとても幸せだった様子が伝わってきて、とてもうれしい瞬間でした。とくにその日は、宮古島のお野菜をたくさんお弁当にいれた日だったので、さらによろこびも倍増でした。
宮古島のお野菜プロジェクトが本格的に始まり、弊社のスタッフ松本と久喜が汗を毎日流しています。そのお野菜を使ってのお料理が、息子に大好評だったというわけです。特に気に入ったのは”ニンジン”でした。ジャガイモがたくさん送られてきたので、ポテトサラダや肉じゃが、コロッケと、ジャガイモを使ったお料理を続けて作っていました。そのときに、一緒に入っていたニンジンもキッチンに出して、下準備をしていました。すると、息子二人がやってきて、洗っておいたニンジンを一本ずつ持って行ってしまいました。そして、おやつ代わりにポリポリとウサギのように食べてしまいました。もともとニンジン好きで、ニンジンをきっているとよく生でポリポリと食べるので、行為自体はそんなに珍しいことではないのですが、食いつき方がいつもよりも激しかったので。というのも、その翌日からは自分たちで箱から出し、自分たちでニンジンを洗って勝手に食べだしたのです。
よっぽど気に入らないと、こんなことを子どもはしません。そのため「いっぱいニンジンがはいっていたわ。」と思っていましたが、すぐになくなってしまいました。実はこのニンジン、なかなかなくならないだろうと思っていたのです。なぜかというと、味にパワーがありすぎていて、洗うときにニンジンをこするだけで香りが立ち、お料理に入れると少量で存在感がしっかりとあるためです。ですから、息子たちも嫌がってあまり食べないんじゃないかと密かに心配をしていたくらいなのです。
しかし、ふたを開ければこの通り。宮古島のエネルギーをいっぱいに詰め込んだニンジンは、息子二人が本能的にパワーの源となることを見抜き、心配は杞憂に終わりました。
「おかあさん、あしたもいっぱいおやさいをいれてな!」といった長男の希望に応えて作ったお弁当、今頃おいしく食べてくれるといいなと思っています。