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ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方

常務取締役
室長/管理部長兼

中川 葉月 (なかがわ はつき)

【Vol.96】いのちのつながり

投稿日:

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 今年は祖母が卒寿を迎えるということで、先日お祝いのお食事会をひらきました。普段は島根県で過ごしている祖母ですが、今回は思い切って叔父のいる東京まででかけての会となりました。卒寿とはいえ、日常の生活に特段困ることもなく、自分のペースを崩さずに日々元気にすごしている祖母です。母と同居をしていますが、身の回りのことは全部自分でしているようです。ただ、心配性の祖母は、今まで再三「東京に遊びにおいでよ」と言われていても、日々のペースが乱れる旅行などは、なかなか一歩がでないという状態でした。それでもこのたびは、“えいや!” と、重い腰を上げ、半年前から身体と気持ちの準備をしてきました。いざ移動してみると「思ったよりも近かったわ」ということを言っていたそうなので、また出るきっかけに今回がなればと思います。
 祖母とは、中・高校生の6年間を一緒に過ごしました。母が離婚をして実家に戻り、祖母とわたしたち(母・弟・わたし)の4人の暮らしをしていました。祖父が亡くなった後、ゆっくりとひとりで、書道をしたり油絵をかいたり庭いじりをしたりしているところに、わたしたちが突然入っての生活となりましたので、わたしたちも、新しい生活でいろいろな想いを抱えていましたが、今思えばさぞ祖母も生活の変化が辛かったのではないかと思います。
 夏休みに遊びに行っていた祖母の家も生活拠点となれば、“楽しいおばあちゃまのお家” というだけではなくなります。今回弟が祖母に贈った言葉の中で「あのころ、日々家族で必死に生きていたと思います。辛いこともたくさんありましたが、今はいい思い出として思い出されます」とありました。孫とはいえ、かわいいばかりではなくなった多感な年頃のわたしと弟を、よく見守ってくれていたと感謝ばかりがわき起こります。
 今回は、祖母にとってのひ孫も参加をしており、にぎやかに祖母を囲むことができました。ひ孫にあたるわたしの息子たちも、祖母を中心として広がっている命のつながりを、感じてくれているはずです。
 祖母が東京に滞在中、いとこからLINE が入りました「おばあちゃまが、わたしのスカートをとても気に入ったので、プレゼントしました」という内容です。とてもうれしそうにはいていたということなので、外にでかけて気持ちもうきうきと高まったようです。孫のスカートをはく祖母は乙女のような笑顔だったときいています。まだまだ元気な証拠です。これからもわたしたちを見守っていてもらいたいです。
 おばあちゃま、卒寿おめでとうございます。また会いに行きますね。

- ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方 - 2015年9月発刊 Vol.96

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