今年は運転免許証の更新でしたので、更新にいってきました。軽微な違反があり、なかなかゴールド免許に戻らずに今回も2時間の講習を受けてきました。「めんどうくさいなぁ」という気持ちに支配されそうになるのですが、この講習を受けると気が引き締まりますので、やはり重要なものだと認識します。
近年は交通事故の件数や死者数が、昔よりもずっと減ってきているというグラフの紹介がありました。これだけ車社会になっており、車の台数は増えているにもかかわらず、事故が減ってきていることが意外でした。その要因としては、シートベルト着用の徹底・車の性能向上などがあるとのお話でした。なるほど、確かに車に乗りシートベルトを締めないと警告音が鳴り続けますし、障害物を検知したり走行車線を逸脱しそうになる車間距離が少なくなるなどしても、警告してくれるようになりました。おかげさまで、わたしもよく警告音で注意を促されています。確認をしているつもりでも、運転中は死角が必ずでてくるものです。衝突防止の自動ブレーキも含めて、そういったところへの安全装置が、どんどん開発されきていることから、車の進化を実感します。
しかしながら、その中でも増えているのが高齢者の事故だということです。わたしも経験がありますが、あまり余裕のないような状態でも道路を横断する歩行者や、びっくりするような車の運転に遭遇することがあります。だんだんと判断力が落ちてきている中、瞬時に判断を必要とする道路の横断や運転は危険がともなってくるということです。最近夫が「自分を過信してはいけない。年々衰えてきているんだから」ということをいいます。大型二種の運転免許まで持っていて、実際プロの運転手だった夫ですので「かもしれない運転」「ひやりはっと」ということを心にとめ、常に運転には十分すぎるほど注意をしています。それでも、年とともに判断力が落ちていることを感じているのだと思います。これからますます車の機能は向上することでしょう。それでも、そこに人が関わることがある限り、安全機能にサポートしてもらいながらも慢心せずに運転や横断をすることが重要です。
それにしても、更新されて渡された新しい免許証写真には驚きです。あまりに張りのないお肌とくたびれた表情。夫に「ちょっと、この写真どう思う?」と聞くと「え? そのままだけど。どこかおかしいの?」といわれてしまいました。これも一つの判断力の低下でしょうか。現状の認識不足、本当に危険です。写真からも交通安全についてを学びました。