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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

シンプルに上げていこう

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秋バテしていませんか

どこに住んでいても夏は暑いですが、ヒートアイランド現象に悩むような土地にお住まいの場合、9月の残暑もかなりこたえたのではないでしょうか。

妊娠中は、特に暑さに弱くなります。最近では、地球温暖化による暑すぎる夏が、妊婦や胎児に及ぼす心配な影響などについても研究が進んでいますので、皆さん、最優先事項として、暑さに負けないように、水分を摂り、なるべく涼しいところで過ごされたと思います。

その涼しさが曲者で、うっかりすると「寒い」くらいの環境になっていることがあります。気をつけていても、妊娠中の夏を何度も経験する機会はないので、自分の傾向とか、ベストの対策とかは見いだせないですよね。

一般的に、夏の身体は、暑さに負けないよう体温を下げようとがんばっている一方で、効きすぎていることの多い冷房にも負けないように体温を維持しようと、両輪でフル稼働しています。妊娠中は、普段より体温が高くなります。そこで暑くなると、さらに身体は熱を下げようとして汗をかきます。また、おなかの赤ちゃんにも水分や血液なども届けているので、脱水にならないようにするだけで体力を使い果たしそうな勢いです。同時に、寒さに負けないよう、体温維持にもがんばっているのだから、猛暑の夏を過ごしただけで母体は消耗しています。だから、バランスを崩しやすくなるのが、簡単に理解できます。

体調を崩すと夏バテになり、それが続く人もいれば、夏バテに気づかず、涼しくなって秋になってから、自覚する人もいるようです。

季節の変わり目の寒暖差や気圧の変化についていけなくなっていませんか? 出産に向けてしておきたいいろいろがあるのにだるくて進まなかったり、やる気が出づらかったりして、なんとなく落ち込みを感じているのなら、自分の問題やマタニティブルーではなく、季節のせいです。

予定日という締め切りははっきりしているけど、思い通りに準備が進まなくても、産む場所が決まっていたら大丈夫! いまはリラックスして、夏の疲れをとることを意識してください。

日々の暮らしで上げていく

いま不調が出ている方で、夏の暑さ対策として、冷たいものをたくさん摂った方や、クーラーの設定温度が常に27度以下など低めだった方は、温かいものを飲んだり、食べたりしてください。お風呂では湯船に浸かってくださいね。

わたしは防水の電子書籍リーダーをお風呂に持ち込めばゆっくり入れるのですが(眩しくない輝度に調整して、文字を大きくして1ページあたりをパッと把握できる字数に設定すると、どんどん読めます)、妊娠中は目が疲れやすいので、濡れてもいい、文字が大きめの本や雑誌を見るほうが楽な人も多いかもしれません。音楽やなにかのコンテンツを聴いてもいいし、単にボーッとしてもいい。目も神経も休まらないので、リラックス時の動画は控えたほうがいいと思います。

せっかくお風呂に入るなら、お湯を温泉仕様にするほうが早く活力が上がります。プレマにはいろんな入浴剤がありますが、暑さでミネラルを消耗しているので、ミネラル入浴を積極的に取り入れるのがおすすめです。さらにアルファウェーブのレッグウオーマーで足首を守って、気分と体調を上げていきましょう!

 

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