こんにちは! Liv:ra デザイナーの小森です^^
いよいよ冬がやってきましたね。そしてもうすぐ年末です。もう2015年最後の記事です! 早い。早すぎる。次の記事をお読みいただく時には2016年になっています。信じられないですね~。みなさん、やり残したことはないでしょうか。私は運動をしようと思っていましたがぜんぜん出来ませんでした! 来年こそは。
さて、今日は少しメルヘンで素敵なお話をさせていただきたいと思います! この間、少し不思議な力を持つ友人に、“物にも心がある”という話を聞きました。物と話すことが出来る友人には、いろいろな物がこぞって話しかけてくるのだそうです。たとえば職人さんが愛を込めてつくった料理の食材は食べて食べてー! ! と言ってきて、カメラを向けるとポーズまで取ってきたり、アーティストの楽器は努力して良い音を鳴らそうとするみたいです。まるで童話の世界ですね。
そういえばハワイのホ・オポノポノのヒューレン博士は、会社や組織にも意識=心があるというお話をされていました。著書の「豊かに成長するホ・オポノポノ 愛と感謝のパワーがもたらすビジネスの大転換」(ソフトバンククリエイティブ)では「会社もひとつの生命体であり、愛し大切にすれば、会社が本来持っている力を発揮できる」と書かれています。
信じるか信じないかはそれぞれだと思いますが、私は物や会社に心があると聞いて、とってもハッピーになりました。
それからというものの、私は意識的に自分の周りの物に対して愛を伝えたり、話しかけたりしています。そうしているうちに、なんだか物と会話できているように感じられるようになってくるから不思議です。家にあるぬいぐるみに話しかけていると、ある朝目が覚めた時、おはよう~と言ってくれている気がしました。お気に入りの靴は、“今日も頑張って歩くぞ~”と気合を入れてくれているような気がします。身の回りの物だけではなく、自然にもたくさん話しかけてみます。お花に“綺麗だね”と伝えると、“ふふふ、そうでしょう、わたし、うつくしいのよ。”と答えてくれたり、ポージングしてくれます。大きな自然の木々は、いつもとても優しく、気持ちがよさそうです。私は実際に話をできるわけではないので、ただなんとなくそう感じているだけです。でも、目の前の物に心があるとイメージすることで物を愛おしく感じられ、物を大切にするようになりました。それは、とても気持ちがよいし、とても素晴らしいことだと思っています。
古代の日本には“すべてに神が宿っている”というアミニズム思想が根付いていました。私が物を大切にする自分を気持ち良く思うのも、太古から受け継がれる日本人の心を受け継いでいるからなのかもしれません。
しかし現在の日本の消費社会に目を向けると、伝統的なアミニズムのような思想というよりは経済を優先して物が過剰に作られ、過剰に売られています。
価格とトレンド重視の商品は製品として長持ちするような物は少なく、短期間でボロボロになってしまい、すぐ捨てられてしまう可能性も高いでしょう。
また、安い商品が悪いとは全く思いませんが、私たちは安さを重視して購入した商品にありがたみを感じられることは少ないでしょう。このようにありがたみを感じにくい消費社会では、物だけでなく人も消費され続けてしまいます。
それを食い止めるのは、私たちひとりひとりが古代日本のアミニズムのように“すべてに神が宿っている”という感覚で、たくさんの物を消費するのではなく、本当に欲しいものをひとつ買い大切にする心を取り戻すことなのではないでしょうか。
皆さんもぜひお気に入りの洋服や靴、ペンや手帳に話しかけてみてください。物たちが答えてくれても答えてくれなくても、なぜか不思議と愛おしい気持ちになり、今よりもさらに大切にできるようになると思いますよ!
小森 優美
株式会社Highlogic 代表 「楽しく世界を変える」がコンセプトのオーガニックコットンブランドLiv:ra デザイナー。 世界を変えるパワーはカラフルでハッピーなんです。 http://yumikomori.com |