今月もこの原稿に目をとめて下さってありがとうございます。
　今年の冬は前日まで暖かいと思ったら、翌日は大雪だったり、不思議な天候が続きますね。
みなさま体調を崩されませんようご自愛くださいね。

“月のテンポ”を聴いていると……
“月のテンポ”をご愛用くださっている方から、よく「外を歩きやすくなりました！」とのご感想を頂きます。どのようなことかと言うと……
◆ 気分が良く、疲れにくく感じる。
◆ 信号が青の時が多い。（ツイテル！）
◆ 人とぶつかりにくくなった
このようなご感想を頂きます。これは実際に私も体験していることなのですが、混雑していて歩きにくい時ほどこの効果を実感することが多くあります。特に最近は息子を抱きながら電車に乗ったり移動することが多いので、混雑している場所は本当に怖いくらいです。すごい勢いで歩いてきてぶつかりそうになる方、スマートフォンなどを見ながら歩いている方、突然方向を変える方などが入り混じる中で息子を守り、大きな荷物を抱えながら歩くのは本来であれば至難の技です。でもこれが、テンポをしっかり整えることで面白いくらいにスムーズになります。まるで“モーゼの十戒”のようにスーっと道が現れるのです。
　こう言うと不思議な話をしているようですが、実際には洞察力や判断力が向上しているのだと考察しています。前から来る方の動きをいち早く察知し、自分がどう動けばその人とぶつからないのかを瞬時に判断できるようになると感じます。

“テンポ”を整えることは自分を整えること
　そしてこれは不思議なのですが、テンポを整えると自分から発する“何か”が変わるようで、すごい勢いで歩いている方のスピードが私の前で止まったり、よそ見をしていた方がふっと顔を上げて私に気がついたり、見えないベールで包まれ、守られているような感覚。この感覚は、満員電車や混雑したエレベータ内でもよく感じることなのですが、満員電車など混雑している場所で、次で降りたいのに前に進めなくてなかなか降りられない方や、我先にと人を押しのけて無理やり出ようとしている方を見かけませんか？
　このような時でも、「失礼します」「すみません」と一言かけ、ゆっくり前へ進むと、自然に道を空けてくれたりするのです。
　テンポを整えることは、自分を整えること。自分を整えると、自分から発せられる“何か”が変わるのです。その“何か”は、周りの人や環境に何かしらの影響を与え、瞬時に自分の過ごしやすい空間へと変化していきます。これは本当に面白いです。
　私たちは、日々様々な人と関わり、様々な環境の中で生活しています。それらは、自分にとって心地よいものばかりではないかもしれません。だからこそ、“テンポ”を整え、自分を整え、心地よいと思える環境をみなさん自身で創り上げていくことが大切になってくるのかもしれませんね。

片岡　由季

片岡由季氏 武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。 その後、玉川大学英米文学科に編入。 前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。 2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。 現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。

『「月のテンポ」テンポ116 CDシリーズ』 人間の体内時計と月の一日は同様であるといわれます。”月のテンポ”は、無限の可能性を持つあなたを思い出させてくれます。