姿勢が歪んでいる? 膝が悪い?
あなたは普段、身体にそんな言葉をかけていませんか?
もし身体にも意識や気持ちがあるとしたら、
あなたの身体は何と言っているでしょうか?
身体の気持ちになってみよう!
もしあなたの身体に意識や気持ちがあるとするなら、あなたにどんなことを伝えてくるでしょうか?姿勢が「歪んでいる」とか、膝が「悪い」とか、そういった言葉を身体にかけていませんか? もし何かの症状を持っていたとしても、身体は自ら望んでそういった状態になろうとしている訳ではないはず。これまで歩んできた人生や性格、生活環境をまるごと引き受けて、バランスを取っているだけなのかもしれません。休むことなく働き続けてくれている身体を労る言葉をかけることができるといいですね。
身体だっていいところを見てほしい
私たちは痛みのあるところや辛いところがあると、そこに注意を向けてしまいがち。身体の気持ちとしては、がんばった結果、それが痛みとして出ているのだとしたら、そこにだけ注意を向けられるのは嫌なことなのかもしれません。あなたの身体には、自慢したくなるような部分があるはず。細かい作業が得意な指先だったり、場を和ませる笑顔だったり、早く走れる足だったり、何か一つくらいあるはずです。その部分に手を当てて、「私ってすごい」って声がけしてみましょう。身体が喜んで緩んできますよ。
言葉で身体が変わると考えたことはありますか?例えば、窮屈な言葉を使えば、身体はすぐに反応し緊張し始めます。逆に心地よい言葉を使えば、身体は緩み始めます。私はボディワークをするとき、クライアントの身体に頻繁に声をかけます。緩み始めたら「そうそうそう。いいね~」と(笑)。そうすると、身体はさらに緩み広がり始めてきます。不思議がられますが、科学的なエビデンスがあろうがなかろうが、うまく使えるものは使っていくのが私のスタイル。声がけするなかで気づいた、最も効果的な声がけをご紹介します。ぜひ一度、試してみてください。
①静かに集中できる場所で、身体の気になるところにそっと手を添えます。
②身体に「どうなりたい?」と声をかけます。声に出しても心のなかで声をかけてもOKです。
③身体の反応を期待せずに、ただ待ちます。そうすると、身体が緩み始めてくるのがわかるかもしれません。