待望の第一子を授かった。次から次へとやってくる初めてのことに戸惑いながらもなんとか9か月を迎えることができた。これまで貧血、便秘、悪阻、頸椎の激痛、コロナ感染と乗り越えてきたが、ここにきて早産の兆候があり、自宅安静となった。お腹の張りで10分も連続で立っていられない状況のため、この記事もベッドの上で綴っている。
でも、お腹の赤ちゃんは超がつくほど元気! 胎動は私の不安な気持ちをいつも吹き飛ばしてくれて、早く出たいと言っているようにも聞こえる。「すくすくと育ってくれているといいな~」「お腹の居心地は大丈夫かな~」と思いを寄せて話しかける。自分の体の中にもう一つ命が宿っているというこの人間の神秘を、身をもって体験させてもらっているところだ。
妊娠・出産にまつわるさまざまな情報が溢れているが、体質や生活習慣によって人それぞれ違うし、自分はなにを選択するのか、身体と相談して最後は自分で決めようと思えた。これはプレマに入って学んだことでもあり、妊娠中のいま、なにかを判断するときに非常に役に立っている。でもやっぱり不安。そんなとき、産院でもネットでも教えてくれないことをさらっと示してくれるのが中川社長だ。いろんな角度から私にとって必要な情報や、安心できる言葉、選択肢をいただいた。このコロナ禍のサバイバル妊婦生活、一番相談させてもらったのではないか。
思い返すと決して強制はしない中川社長も、唯一【ダメ】といったものがある。それは懐妊の報告をしたとき、『安定期までスイカ、ラーメンあかんで』と。なんと私の好物ではないか! 抑えるべきところを外さない。さすが社長(笑)
お産はご縁のあった助産院にお世話になる予定だが、医療行為はしないため、正期産と呼ばれる期間のみ、母子ともに異常がないこと、逆子ではないことなど条件がある。なんとか安全に助産院で産めるよう、あと1ヶ月はお腹の中で過ごしてもらいたい。コロナ禍で病院出産になると、主人の立ち会いや面会がNGだが、助産院ではそれが叶う。院長さんも助産師さんも顔なじみで実家のように落ち着く場所だ。
いま私にできることは、お腹が張らないよう、赤ちゃんが下がり過ぎないように横になっていること。この静けさ、1人の時間も今のうちだろう。なにがあっても、この時代に誕生する赤ちゃんの人生のスタートを、元気に笑顔で迎えてあげようと思う。鼻からスイカと例えられる出産(汗)。いよいよだ。
プレマルシェ・スタジオ中目黒
十二村 英里(じゅうにむら えり)
福島県会津出身。4人姉弟の次女。好きな食べ物はラーメンとスイカ。旅行、カフェめぐり、面白いネタ探しが趣味。現在、妊娠9か月でいろんな身体の変化に驚きと感動の日々を体験中。プレマ係数高め。