ユダヤ教徒の春のお祝いプリム祭に食べる伝統菓子ハマンタッシェンを香りの良いなたね油でアレンジ。
<材料> 4人分
・有機メープルシロップ・アンバーリッチテイスト……50g
・甜菜糖……10g
・サイリウムパウダー……小さじ1/4
・無調整豆乳またはナッツミルク……15g
・キパワーソルト……ふたつまみ
・伝承なたね油 粗しぼり……25〜30g
・レモンの表皮のすりおろし……1/2個分
・谷本さんのディンケル小麦粉……100g
・ベーキングパウダー……小さじ1/4
・ハスカップとカシスのジャム……適量
<つくり方>所要時間:40分
①オーブンを180 ℃で予熱し、Aを混ぜ合わせておく。AとBを粉っぽさがなくなるまで練り合わせる。
③オーブンシートで挟み麺棒で4〜5mm厚にのばし、直径8cmの丸型に抜く。
④ジャムを乗せ、縁に水を塗り、3箇所で止め成形し、予熱しておいたオーブンで20分焼いて完成。
*ジャムが緩いと溢れてしまうので少量のサイリウムパウダーか米粉で粘度をつけてから使うと美しく仕上がります。
*クッキー生地に卵が入ってないのでサイリウムを配合することで成形時に生地が割れにくくなります。
使用食器:森修焼 フルール
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誠実さが爆発
この冬は最強寒波の影響で交通機関の運休や欠航・通行止めなどで大混乱でしたが皆様はご無事でしたか~? 私は予定していた沖縄出張断念かと思いきや、家族をはじめ、すべてのご縁のお陰様で視察することができました。どうしても沖縄の現状をこの目で観て生のお話を伺いたかったんです。
目的は『沖縄の小さな事業者さんが繋がるコミュニティを学び、京都・二条周辺に生かすこと』マンゴー農家さんからの数珠繋ぎでオーガニックパッションフルーツ農家さん・自然農法の農家さん・カフェに焼肉屋さんからたくさんの事例を学んできました。皆さん、さすがは沖縄人です。顔面が濃い!笑 そして地元愛と未来への希望に溢れていて情熱的。共通していたのは『誠実さが爆発』していたこと。
ベジタリアン料理と変顔が得意なだけの料理家がなにしてるんだ?! 大人しく料理していればいいんだ!と思われるかもしれません。43歳で授かった次男は9歳になりました。
次男は「ママ。いってらっしゃい。お土産はいらないから沖縄のお話聞かせてね」と送り出してくれました。私なら絶対お土産買ってきてなっ!と言いますが、人を慮り感謝できる感性はアルファ世代の特徴かもしれません。
Neoベジタリアンとして、物質消費ではなく無形のモノに価値を見出す次世代へ暮らしやすい世界を京都・二条から爆発させてゆきます!(結局、次男には空港で飛行機のフィギュアがついたボールペンをお土産に買ってしまったよ)
そして……。
ご存じの通り沖縄の戦争はまだ終わっていません。那覇空港から「ひめゆり通り」を北上した浦添市には「京都の塔」という京都府出身の兵士の慰霊碑があることを知ったのは京都に戻ってからのことでした。合掌。