甘味とうま味、渋味のバランスが絶妙で栄養価の高いかぼちゃの種をみんなが大好きなチョコソースに仕上げました。パンケーキの他、アイスクリームやケーキにも重宝します。
<材料>
・かぼちゃの種(ロースト)…20g
・アーモンドミルク(またはお好みの植物性ミルク)…100cc
・ココアパウダー…50g
・有機メープルシロップ ダークロバストテイスト…50cc
・バニラエクストラクト…小さじ1
・TEJAKULA(テジャクラ)天日塩パウダー…ひとつまみ
<つくり方>
すべての材料をブレンダーで滑らかなソース状にして完成。
*チョコソースは酸化しやすいので冷蔵庫で保存し、早めに使い切ってください。
*シナモンやカルダモンなどお好みのスパイスやラム酒などでフレーバーをアレンジして楽しんでください。
森修焼 フルール(-Fleur-)プレート21cm
食べることとは?
私「朝ごはんおにぎりやでぇ〜」
次男「え〜飽きたぁ」
私「なに? 飽きたなんて言うもんじゃない」
次男「だってホットケーキががええんやもん」
私「コラぁ! だってとでもは禁止」
次男「うわぁ〜ん ママこわいよぉ〜」
日本の敗戦直後の歴史を振り返ると、日本全土「なにを食べる?」という問いすらできない時代でした。先祖は焼け野原で極限の飢えを生き延びてくれ、子孫がお腹いっぱい食べられるようになることを祈り繋いでくれたことで今があります。
現代の「なにを食べるのか?」も、存在の根源に関わります。食材の選択は健康を左右しますし、地産地消・身土不二の推進は自然との調和そのもの。地元農家さんやフェアトレードで生産された食品を選ぶことは、私たちの内面の価値観を物質的に表現し、世界を創る手段でもあります。
「どう食べるか?」は、食材が土から生まれ食卓にのぼるプロセスそのものに意味を見出す視点です。どのような食材もたくさんの人の手がかかっていて、料理すること自体が瞑想的な行為となり得ます。「食べること」は単なる栄養補給ではなく、多様性が尊重される現代において、異なる食事スタイルを持つ人々が同じ食卓を囲むことの価値が再認識されています。アレルギーの有無、ベジタリアン、宗教の違いなど、さまざまな哲学を持つ人々が互いの選択を尊重し合い、共に食事を楽しむことは互いの理解を深める絶好の機会となります。食卓は、文化と価値観の調和点だと思います!
「どう食べ繋いできたのか?」「なにを食べるのか?」「どう食べるか?」を考えるのに一家に一冊置いてほしい本があります。暮らしの手帖『戦争中の暮らしの記録』(1968年刊)です。どの戦争でも語られない肉声がここにあり、なにを食べ、なにを着て、どのように死に、生きのびてきたのかの記録です。
今年の8月15日は、次男とホットケーキを焼いて合掌しようと思います。