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地底人通信

代替療法機器メーカーである経験から隠された心の力について、面白くやさしくお伝えします。

株式会社マインド・クラフト オーナー

高尾 司 (たかお つかさ)

IT 業界に 40 年勤務と同時に代替医療の先生のための機器製作を長年おこなう。国産 ラジオニクス装置の設計を担当。種々の経験をふまえマインド・クラフトとして心の力を 拡張する機器を製作。海外の研究者との交流も続くプロ注目の会社。近ごろはノマドで、 鎌倉、千葉、福島、石巻、気仙沼を点々としている。

シンクロニシティ

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「シンクロニシティ」。この言葉は心理学の黎明期の時代を心理学者、精神科医のフロイトと共に生きた心理学者のカール・グスタフ・ユングが発案した「共時性」の原語です。

私たちは学校で徹底的に因果関係を習います。それは「なにか原因があって結果が生じる」ということです。そして、私たちは世の中にはこの原理しかないと思い込んでしまいます。シンクロニシティとは、因果関係ではなく、同時並行的に同じような意味をもつ出来事が発生することです。なぜ心理学者のユングが共時性に注目したかというと、患者がシンクロニシティを体験したとき、劇的に思考が変化し、病状が改善することが多かったからです。今でいう「気づき」という経験です。

ユングは易占をずいぶん研究したようですが、気づかないうちに重要な発見をしたと私は思っています。「共時性は人に気づきを与える」ということです。ここでは共時性をどう利用するかについて述べてみたいと思います。

共時性にはとても奇妙な性質があります。共時性は前兆、警告といった本人にとってポジティブな方向であることでしか起きないのです。不幸な出来事を加速するような共時性が起きた、という例を私は知りません。このようなことから考えると、共時性は単なる物理現象ではなく、意識、それも本人の意識を超えた意識が関係していることになります。ユングは人の潜在意識の先には共通した潜在意識のような場があるとし、「集合的無意識」と名付けました。これは私たちにもわかることで、世の中のトレンドなども集合的無意識がなせることでしょう。個人的には日本の少子化も国民の集合的無意識の決断ではないかと思っています。令和6年度のこども家庭庁の予算は5兆2千億円で、農林水産省の2兆円をはるかに超える規模です。集合的無意識の動きを、果たして理屈で食い止められるでしょうか。

共時性をもたらすものが、集合的無意識なのか、ハイアーセルフ(高次の自己)なのか、波動の共鳴なのか、それはわかりません。特定の神様を信じなくても、世界中で起きている現象です。私たちはその現象を使うことができるという点を活用しましょう。

共時性はきわめて個人的な体験です。シンクロニシティに触れた本などに「ゾロ目の数字を見たら、恋の予感」などと書いてありますが、そうとは限りません。その数字があなたにどういう意味があるかについて、自分のなかを見なければ本当の意味はわかりません。他の事象の意味も同様に見ないと本当の意味はわかりません。ゾロ目の数字が就活で選ぶべき企業を指し示しているかもしれません。自分の感性を信じることです。多くの人はこのような理詰めではない現象について、「私には無理だ」「才能がない」「だれかに教えてもらおう」と思いがちです。しかし、個人的な体験の意味を100%他人と共有することはできません。肉親でも難しいでしょう。そのため、共時性についての解釈はあなた自身が感じたことが正しいのです。

冒頭に書いたように共時性を体験した人は「気づき」を得ます。あなたがなにか気づきを得たならば、それで共時性が起きる目的は達成されているのです。そのような感性をもっていれば、あなたが気づくまで何度も共時性は起きます。共時性に心を開いている限り、取りこぼしはないといえます。

個人的な気づきが起きる理由は、その時点での「あなたのテーマ」であるといえます。人はいつも緊張して生きているわけにいきませんから、人生で大事な方向を決めるとき、なにかの警告がもたらされているとき、に注意を払うだけで、充分に共時性を利用することができます。

「あなたのテーマ」は人生を変化させる出来事です。そのとき、共時性を意識すれば、よい決断をすることができるでしょう。

- 地底人通信 - 2025年3月発刊 vol.210

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