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中川信男の多事争論

「多事争論」とは……福沢諭吉の言葉。 多数に飲み込まれない少数意見の存在が、 自由に生きるための唯一の道であることを示す

プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
文書で確認できる限り400年以上続く家系の長男。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。
3人の介護、5人の子育てを通じ東西の自然療法に親しむも、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社代表取締役。保守的に見えて新しいもの好きな「ずぶずぶの京都人」。

【vol.5】年金はもらえても、生きていけない可能性

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01ga_04.jpg 世間は年金が正しくもらえるかどうかで揺れています。正直なところ、私は毎月高額の保険料は納めてはいるものの、年金をもらうことには一切期待していません。

 理由は日本の国と地方が抱える膨大な借金とか、官僚主義とか、国際競争力の低下とかいいたいところなのですが、そのレベルの話しなら、もうすでに知った風のテレビのコメンテーターが充分に危機感を煽っているのでそれで結構かと思います。

 それよりも大きな懸念は、今後の地球温暖化についての大きな方向性を定める「バリ会議」において、この国がアメリカとともに具体的な数値目標の設定に難色を示し続けたことなのです。結果、この重要な会議に於いては、何ら具体性のあるコンセンサスは得られないまま閉会してしまいました。世界の環境悪化、気候変動を憂う人々から、日本は「妨害者」の烙印を押されることになったのです。

 年金記録を巡っては、「2008年3月までに全ての納付記録を照合し終わります」と言った、いや、そういう趣旨ではなかったとという押し問答が繰り返されて、「では、次のステップではいつまでに、何を、どれだけ」という具体的な話しにならないと国民は黙っていません。なぜなら「保険料を払ったのに、年金をもらえないという痛みや惨めさ」を具体的に想像できるからです。

 温暖化については、まだ私たちは充分な「来るであろう温暖化による悲惨な現実」の痛みや惨めさをイメージ出来ていないのではないでしょうか。なぜなら、私たちは環境に対して年金保険料のように直接的にお金を支払って、保障や恩恵を買っているわけではないからです。

 私を含めた「人」はどうも「経済的な痛みや惨めさ」というのはとても敏感に感じるようです。お金を払った以上、見返りを期待する癖があります。

 国の努力で年金保険料の支払い履歴が明確になって、きちんと年金をもらうことが出来たと仮定して、そのときこの国や地球そのものが人が快適に住める場所でなくなっているとすれば、なんの足しにもならないように思わざるを得ないのです。

- 中川信男の多事争論 - 2008年1月発刊 Vol.5

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