「わ~。気持ちよくて、えらい寝てしまったわ」と、芝生でごろんっと寝転がっていた夫が、むっくりと起き出しました。夜、夕涼みに京都御所をぶらぶら家族で歩いていた時のことです。大地に抱いてもらっていると、いつの間にかリラックスをして、寝入ってしまっていたようでした。
どんなに気をつけていても、電気にかこまれた生活をしていると、体は帯電したまま過ごすことになります。電磁波の影響を受けないために「アースをとる」ということは、弊社でもお伝えをしていますが、人の体も同じことです。いつも忙しくしている夫は、どうしても体に無理がいってしまいます。自分の体を整えてゆく方法はいろいろととっていますが、それだけでは追いつきません。やっぱり休息が必要。その一番の方法は、大地にごろんっと寝ころぶこと。
先日、都内の超高層ホテルに泊まりました。夜景がすばらしく、うっとりとするような時間だったのですが、夫とふたり翌日はぐったりとしてしまいました。「どうしてこんなにだるいんだろうか…」と、話していたのですが、京都へ戻り地面に近いところでほんの少し寝ただけで、その体のだるさが“すー”っとぬけてしまったのです。
ここ数年、街中のビルに住んでおり、夫曰く「人の住むところ」での生活をしていません。今いるビルは、息子の転落防止のために窓もほとんど開けられないところです。そういえば、1日中空も見ず、地に足もつけないという日がよくあることに気がつきます。そろそろ、「人の住むところ」での地に足をつけてしてゆく生活を、考えた方がよいように思いました。