「あかちゃ~ん。あかちゃ~ん」と、息子がお腹に向かって呼びかけるようになりました。2歳の息子にとって兄弟ができるということがどれだけわかっているのかは不明なのですが、私のお腹が目立ってきだした最近は、少し恥ずかしそうに、お腹をなでなでして赤ちゃんに呼びかけをします。
私が妊娠してからというもの、急に「抱っこ」をせがむ回数が増えたり、卒乳して1年以上になるにもかかわらず、私の胸に手を入れて寝たがったりするようになっていました。特に、小さな赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる姿を見ると、とても甘えたさんになり「これが赤ちゃん返りなのかなぁ。実際赤ちゃんが産まれたら、どうなっちゃうんだろう」と、息子の変化に、当初は私自身かなり心配しとまどっていました。
ところが、私のお腹が大きくなってくると、その息子の甘えたさんが少し落ち着いてきたのです。私の体調がすぐれずに横になっていたり、気持が悪くなってトイレでもどしていたりすると「だいじょうぶ?だいじょうぶ?あかちゃんいたいの?」といいながら、体をさすってくれたりするようになりました。
ついこの間まで赤ちゃんで、おっぱいを飲みながらすごしていた息子が、いつの間にか自分以外の人を気遣ったり、慰めたり、心配したりすることができるようになっていたのです。いつも一緒にいて、息子のことをわかったように思っていましたが、子どもの成長はそれをはるかに超えたもののようです。これには驚き、そして2歳の息子に対し頼もしさすら感じました。
来月には、息子はお兄ちゃまです。息子は、兄弟をどのように受け入れてゆくのでしょうか。赤ちゃんの誕生そのものもとても楽しみなのですが、そこで息子がまた大きく成長してゆく姿をみられることに、ワクワク感が高まります。さて、どのようになるでしょうか。