「虫歯の原因は何か?」と言われれば、“甘いものの食べ過ぎ” “歯磨きをきちんとしない” ということが原因として浮かんで来るのではないでしょうか。わたし自身もそう思っていました。夫は、毎回歯磨きにはしっかりと時間をかけ、最後はフロスで仕上げます。フロスが家にないと「フロスがない! フロスがない!」と大騒ぎになるほどです。そして、わたしが何かを食べて「歯がしみるわ」というと「フロスをしないからだ」「強い力で磨きすぎなんだ」と言われ続け、そしてそういうものかと思っていました。
ところが、その発想が覆る経験をいたしました。先日、この『らくなちゅらる通信』にも連載をしていただいています、ケテル歯科医院の田中先生に歯を診てもらいにいってきました。“知覚過敏と奥歯が少し虫歯になっているようなところをチェックしていただければいいかな” というような、軽い気持ちでの受診でした。
田中先生にお会いすると「感じが変わられましたね。以前お会いした時よりも10 ㎏は痩せているように思います」というお言葉。4、5年前にお会いした記憶だったので、最近体重が増えているのにうれしいわ♪ と気持よくなっていました。気分のよいまま、歯の状態を丁寧に診ていただいていました。
今まで、福岡の村津和正先生に診ていただいたり、書籍を読んだりして、歯が全身状態の要であることは理解していましたし、実際にかみ合わせを治して体調を良くなったという経験もしています。しかし、今回は“今そこに痛む歯がある” という状況で、それをすぐに治療をするのではなく、“なぜそこが痛いのか” という原因をさぐり、まずはそこからアプローチをしてゆく治療をはじめたことに驚きました。何よりも、その第一段階として、わたしの歪みをつくっている箇所へちょっとした魔法をかけると(これは体験しないとわからない、不思議な方法)、虫歯の治療前にもかかわらずなんの問題もなくものを噛むことができるようになりました。しみなくなったのです。もちろん今後虫歯の治療にも入っていきますが、対処療法ではない治療法です。具体的な先生の考え方や治療方針につきましては、ぜひこの通信にある先生のコラムやHP を参考にしていただければと思います。
最後に。治療中、以前田中先生にお会いしたのは、次男を妊娠中の時だったことを思い出しました。確かに約10 ㎏は痩せています。なんて的確な田中先生。さらに信頼度が高まりました。
ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方
常務取締役
室長/管理部長兼
【Vol.86】虫歯の原因は……
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