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鍼療室からの伝言

鍼灸師の西下先生による陰陽や自然食。二十四節気など古来の智恵のお話

圭鍼灸院 院長 鍼灸師
マクロビオティック・カウンセラー

西下 圭一 (にしした けいいち)

新生児から高齢者まで、整形外科から内科まで。年齢や症状を問わないオールラウンドな治療スタイルは「駆け込み寺」と称され医療関係者やセラピストも多数来院。自身も生涯現役を目指すアスリートで動作解析・運動指導に定評がありプロ選手やトップアスリートに支持されている。

不透明な時代に

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いつまで暑さが続くかと思えば、急に寒くなり、また暖かくなったり、寒くなったり……。昨年の秋から冬にかけては、気候の変化が激しかったですね。体調を崩した人、服装で上手く調整できた人、いつもと同じでなんともなかった人、それぞれおられたことでしょう。

変化の激しい時代といわれるのが、現代。さまざまな出来事が次から次へと起こり、変化が速く、先の見えない不透明な時代ともいわれます。時代とともに移り行くものに柔軟に対応できる人、なんとか追いつこうと慌てる人、いつも冷静で落ち着いていられる人、ここでもそれぞれの姿が見られます。複雑な事象についていこうとするほど、かえって振り回されてしまうかもしれません。私たちは本来、いまの時代に合わせるためだけに生きているのではないでしょう。常に本質を見極めるクリアな姿勢と、自分らしさを失わないことが求められているようです。

火と水の狭間

二〇二六年の干支は、「丙午」。「丙」の「ひ」は日や火につながり、光や太陽、あるいは火や炎のイメージ。「午」は馬で、動く・走るもので、前進や躍動するエネルギーを表します。丙と午が合わさることで、強いエネルギーで新しい道へと進んでいける年回りといえそうです。昨年の「乙巳」、乙の字のようなしなやかさで、巳の蛇のように脱皮ができた人にとっては、さらに前へと進むための後押しが期待できそうです。

また九星気学から観れば、二〇二六年は「一白水星」で、柔軟性と順応性、穏やかさをもつ星回りでもあります。干支の「火」が持つ強く躍動するエネルギーと、九星気学の「水」の柔軟性と、相反する要素が重なることから、変化の一年になるとも考えられます。火が燃えては水で消すように、発散と収束、賑わいと静けさを繰り返すような、大きく揺れ動くこともあるかもしれません。

昨今、炎上商法が話題を集めます。意図的に非常識な言動や過激な内容を発信することで世間の注目を集めて、認知度を高めようとする手法とされています。「悪名は無名に勝る」といわれるように、まずは名前を認知されるための発想です。確かに一時期は有効な事例もあるのでしょうが、最近では「またか」と流されることも増えてきているでしょう。加えて、今年の「火」と「水」がともにある一年では、炎上しても消されるまでが早く、頭を冷やせば、マイナスイメージだけが残るということも考えられるでしょう。

大きく強い躍動のエネルギーで動いていく情熱と、一方では冷静さを失わないことがカギとなりそうです。判断を誤らないよう視界をクリアに保つ。振り回されることのないよう足元を安定させ、身の回りはできるだけシンプルでいることを心掛ける。当たり前のことを当たり前に続けていくことなのかもしれません。

自分の時間

禅の言葉に、「壺中日月長」とあります。「いま、ここ」という壺の中に心を置くことで、一日、一ヶ月という時間の流れを忘れ、時間の過ぎるのがゆっくりと感じられるという意味。かつて中国の仙人が壺の中に入り、桃源郷で悠久の時を楽しんだという逸話に基づくものです。時間に追われて慌しく過ごすのではなく、自分の時間は自分が使うという意識で、悠々と過ごすことが「日月流し」といえそうです。ほんの数分間でも「ホッとする」時間をつくることは自分の意志でできるでしょう。

不透明な激動の時代にあっても、壺の中、心の内側は澄んでいられるように心掛ける。今日この時を大切に、好奇心と自分らしさとを失わずに生きる。そんな生き方上手でありたいですね。

- 鍼療室からの伝言 - 2026年1月発刊 vol.220

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