早いものであっという間に桜の季節になりまして、卒入学式、送歓迎会などフォーマルな装いでお出かけされる機会が多いこの時期は、ヘアセットや着付けなどで美容師さんが大忙しですね。先日知人の美容師さんにお聞きしたのですが、現代人は髪の毛が異常に傷んでいて、セットがうまくまとまりにくいそうです。長年続けてのカラーリングやパーマ、ドライヤーなどで傷んでいる方は多いのでやはりと、軽く聞き流していましたが、なんと特に深刻なのは小学生なんだそうです! 夜にしっかりお手入れをしてブラシで整え乾かして寝ているにも関わらず、朝学校に行く前にお母さんが15分以上かけてブラッシングしないといけない位に複雑に髪が絡まっていて、やっと絡まりが取れた頃には髪はぐしゃぐしゃで、慌ててオイルや整髪剤で応急処置をされるそうです。その人口の多さを物語るかの様に、ヘアケア製品を置いている売り場では、複雑に絡まった髪を痛くなく手早く綺麗にとくブラシが飛ぶように売れているようです。
カラーやパーマに無縁の小学生が、なぜそんな事になってしまうのでしょうか? ! 昨今では赤ちゃんからお年寄りまで乾燥肌の方がたくさんいらっしゃり、小学生も例外ではありません。表に見える皮膚だけでなく、乾燥肌の方は当然頭皮や髪の毛もかなり乾燥しています。頭皮も髪の毛も、お肌と同様に身体の中の【重要な排泄器官】ですから、水分不足で乾燥していますと、老廃物が正しく分解処理されず滞り、通常の生理機能を行えなくなり(=代謝が落ちる)、元気のないゴワゴワ・パサパサの髪になっていきます。
お肌と同様に、髪も乾燥して元気がないと油分を含んだしっとりするものをつい塗りたくなるのですが、このシリーズで繰り返しお伝えしていますように、油分を塗り過ぎますとかえって老廃物を排泄しにくくなりますし、そもそも水分が足りていないという原因を根本から解消する事は難しいのです。
このごろ水で髪が傷むといった宣伝が目立ちますが、【普通の水】ですと髪の中の水とは全く違う世界の水なので、髪につきますと髪の毛の中の水分が抜け結果的に乾燥し、バリバリになってしまいます。(お水の違いについてはシリーズ前半の飲料水のお話をご参照ください)
では、どうやって髪に水分補給をすればよいのでしょうか。髪の毛の中に含まれるお水をそのまま補給したらいいのでは? ……という単純で一番効率が良くダイレクトに髪が元気・綺麗になるお水がオーブス記憶水シリーズの【セットウォーター】です。
髪の毛に元々ある水をそのまま補給すれば、髪本来の生理機能が徐々にうまくいき、やがては髪自身の力でしっとりと潤い、弾力があり、しなやかでツヤツヤ、元気な状態になります。まとまりやすくしっかりと形状記憶もできるのでセットもキマッてくれますし、紫外線からもガードしやすくなります。
髪の毛の構造は海苔巻の様になっています。ご飯が髪の主成分のコルテックスで海苔がキューティクル、具は髪の芯部メデュラです。海苔巻が乾燥した時に海苔に油を塗っても元に戻りませんが、水分を含めば海苔とご飯はしっとりとくっつき、ごはんも柔らかくなりますね。髪に含む水の(髪が本来求めている)質と量が髪の健康のカギを握っています。
素敵な絵画にはそれを生かすべく、素敵な額(フレーム)がしつらえてあるように、入念にお手入れし、綺麗にお化粧したお顔を引き立てるには、お顔の額(フレーム)である髪がつるつる・ツヤツヤと輝いて、元気なハリがありセットがバッチリ決まった状態が必須ですね。どうぞ素敵なヘアで素敵な春を満喫してくださいね。
4月半ばには美髪を求める為の方へ、セットウォーターよりさらに髪の毛を強力にサポートする渾身の新商品を発売予定ですので、どうぞお楽しみに!
執筆:オーブス ヘルス&スキンケアアドバイザー かのう 未来子 アトピーをはじめ、長年様々なスキントラブルの経験から、スキンケアや食生活、身体の歪みケアや生活習慣全般を見直し、店頭催事や講演・講習会を通じて、皆様とともに美や健康を追及すべく情報を共有する事に尽力しています。 |