日々の生活に「追われている」。そんな感覚で毎日を忙しく過ごされている方も少なくないと思います。「忙しい」とは「心」を「亡」くすと書くように、ゆとりがない状態。もし短期間であればなんとかがんばれるものの、それがずっと続くとなると、どんなにタフな方でもさすがに心身が疲弊してしまいます。

そういう状態というのは、あなたのもつ「氣」も雑然と散らかった状態なので、本来あなたのもつ魅力や能力が発揮されにくいかもしれません。

わたしはこれまで長年多くの女性たちとデリケートな部分で関わってきた経験上、デリケートゾーンに悩みを抱えている方の多くは、氣が頭のほうに上ってしまっていると感じることが多いです。忙し過ぎて、また人間関係などからストレスをため込んで、脳を使い過ぎ疲労している状態です。

そこでご提案したいことが、タイトルにも書いた通り、デリケートゾーンのケアです。これがテキメンなんですよ！　「いやいや、そういう面倒なことに手間をかけるのがもったいない」「ほんとうに効果あるのか？　その根拠は？」そういう風に思うかもしれませんが、そんなことをつい考えてしまう賢いあなたほど、損得を考える前に、まずやってみませんか。

デリケートゾ―ン周り（鼠径部や会陰も含む広い範囲）をマッサージすることは頭のほうに上がってしまっている氣をハラのほうへ戻していくことになり、しっかりとした自分軸を持つためにとても有効です。氣とは漢字違いですが、木で例えるとわかりやすいですね。根をしっかり張っている木は強風で葉が飛ばされてもまた再生する力があるけれど、根が貧弱な状態でたくさん葉を茂らせてがんばっていると、いつかポキッと折れてしまう。一番どうでもよさそうなことほど直感的にやってみるのです。「疲れが溜まってるな」と思ったら、その日のうちにデリケートケアです。（マッサージの具体的な方法は先月の10月号をご参考に）。

スマホやＰＣなど目を酷使している現代人女性は氣だけでなく、血も頭に上りがち。それは頭痛などの不調にも繋がりますし、特に生理中には経血をしっかりと出し切るためにも血は下のほうへ下げておいたほうが生理期間も短くサッパリと終わります。生理後を絶好調に迎えるためにも、生理中は目を使わずにゆったりと下半身を温めて過ごすことをおすすめしたいです。布ナプキンも手軽で心地良い温活方法です。