プールや海で遊ぶ暑い夏の時期は過ぎて、過ごしやすい季節へ一歩を踏み出しているところですが、子どもは季節を問わずお水で遊ぶのが大好きです。わが家の息子二人も、お水遊びが大好きで特に長男は“お風呂は人生” といわんばかりのお風呂好きなので、遊びと洗いで最大限の時間をかけてお風呂に入っています。
一方長男と一緒にお風呂に入る次男は、お水遊びは好きだけど、お風呂で洗ったりプールで顔をつけたりすることは苦手でした。そのため、髪の毛を洗うのも一苦労。髪の毛を洗うことを数日間拒否して、汗くさ~くなることも……。長男が二歳前にはひとりで髪を洗い耳の裏までピカピカにしていたのと、大違いです。そのため、夫が次男とお風呂に入るときは、赤ちゃんの髪を洗うように、寝かせてそーっと洗うほどした。そんな次男が一夏超えて、たくましくなりました。なんと、お水に顔をつけることができるようになったのです。
夏のある日、幼稚園から帰ってきてすぐに「おかあさん、きょうはおみずにもぐれたんやで」と、誇らしげに次男がいいました。幼稚園からの連絡ノートにも「今日のプールでは、お水に顔をつけることができました!」と書かれていました。そして、普段は渋々入るお風呂に、自分から入ると言い出したのです。湯船にはいってすぐ「おかあさん、みててや」と、顔をすこ~しつけて手をバタバタとさせているのです(足は着いています)。本人としては、それはそれはものすごく泳いだことになっていて、「ほら! めっちゃすごいでしょ。もう、こんなにしたまでおよげるねんで」と、ハァハァ息をあげながらいっています。その後は、湯船の下におもちゃを置き、長男のゴーグルをしてもぐって自分でとるという遊びをしていました。今まで長男がしていた遊びです。
この夏、宮古島の海でプカプカ浮いて遊んだり、波が顔にかかってたくさんの潮水を飲んだりしたのが、顔をつけるという自信につながったのかもしれません。ちょっとした経験が、4歳になった次男をぐぐっと大きくしてくれたように思います。夏は、子どもが一番成長する季節といいますが、身体的なことだけをいっているのではないと、実感しました。
今、この原稿を書いているのは夏休みまっただ中です。小学校1年生の長男は4日間のサマーキャンプにいっているところです。ここでもいい経験をたくさんして、たくましくなっていることでしょう。母は、身体的のみたくましく、こちらはシェイプアップに励まねばいけません……。
ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方
常務取締役
室長/管理部長兼
【Vol.84】夏の脱皮
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