コロナ渦の始まった、日本中が静まりかえっていたころ、「どうしたら皆さんに未知のウイルスと対峙するための適切な準備をしてもらえるだろうか?」と問うた結果、プレマのお得意様にもっとも効果的であろうと考え、私の名前をつけることにした唯一の作品です。
当時、日本にはまったく根拠がない情報が飛び交っていました。一方は日本の医療界から、一方はSNSなどインターネットからです。医療界からは、いったんコロナに罹ってしまうと取り返しのつかないことになるので、ワクチン(と称されるもの、未だに私の認識ではmRNAワクチンは、ワクチンの一種だとは考えていません)を打つほかないという脅しのような台詞がメディアを通じてくり返しアナウンスされました。かたやインターネット上では、根拠不明のわけのわからない情報が交錯して、頼りになる情報に至ることはできませんでした。そこで私は、英語の医療系サイトを読み漁り、世界ではどのように認識され、どのように対応しているかについての知識をひたすら蓄えました。その結果、日本人に身近で、なおかつすぐ手に入る素材のひとつとして血栓ができることを予防する梅肉エキスをもっと飲みやすく携帯しやすい形にするため大急ぎでリノベーションしました。さらに、世界中の医療系サイトではビタミンD3の高濃度摂取や自然な抗酸化物質が感染症に効果を出している事実を鑑みて、これらを簡単に補給できる品の開発を急いだのです。しかし日本ではビタミンD3が感染症予防に効果があるという前提はまったくなく、せいぜい骨の強化に関する栄養素にすぎないのです。むしろ摂りすぎると良くないというのがコンセンサスとなっていて、ビタミンD3を国際的に推奨されるレベルまで添加したジェラートを作ったところ、保健所がやってきて強く指導されました。それで表舞台から消して医療関係者に無償でお届けするか、お得意様だけに非公開で販売するだけに留める結果になりました。
日本の情報は常に周回遅れで、これは栄養や健康に関するものだけではなく、ファッション、建築から環境、エネルギー政策に至るまで同じような傾向ですから、致し方ありません。その国力低下の結果が今の極端な円安につながっているわけで、古い情報を信じるだけならまだしも、最先端の見識を伝えるだけで半ば犯罪のようにいわれますから、とにかく慎重にことをすすめる必要がありました。
おかげさまで、「中川信男サプリ」は感度の高いお客様にはきちんと届き、コロナで重症化してしまったとか、お客様ご自身がワクチンで大変な目に遭った、というメールをいただいていないことを考えると、満足のいく結果だったのかと思います。私自身も今年の元旦に抗原検査で陽性になってしまいましたが、発熱したのは1日だけ、あとは元気すぎて部屋でジッとしているのが苦痛でした。むしろ、暇で食べ物がおいしくて食べ過ぎて体重が増えてしまって、そちらで困ってしまったくらいです。レスベラトロール自体は長年続けて飲んでいますので、おかげさまで年齢の割には「お肌がキレイですね」とたまにいわれます。これもありがたいことだと思っています。髪の毛については男性型の脱毛ですのでちょっと中川信男サプリの効果の範疇ではないようですが、もし続けていなかったらもっと薄くて白髪だらけなのかもしれません。
そのようなメリットを享受してきた私なのですが、年齢的にも中高年期にかかり、同世代のお客様でも男女問わず心身の変化でお困りの方の相談も増えていたこともあり、性ホルモンの前駆体となるジオスゲニンを加えてリニューアルしました。その結果、「男女」という言葉が追加されて、現在の商品名に至っています。もちろん性ホルモンは前駆体に過ぎませんから、年齢問わずお召し上がりいただいて、時の流れに心は沿いながらも、心身は抗える最新のレシピとしています。まだご存じない方は冬になる前にお試しください。