この度の令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様、また、ご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。もし、当該指定地域にお住まいで、弊社からお買い求めいただいたものが地震や津波の被害に遭われた場合には、ぜひお知らせください。可能な限りの対応をさせていただきます。
波乱の幕開けとなった辰年の今年、個人的な話で恐縮ですが、私を育ててくれた祖母は輪島市の出身でした。昔のことですので、ほとんど教育も受けられないまま丁稚奉公で京都にやってきた祖母は、80歳で他界するぎりぎりまで働き詰めの人生でした。「おばあちゃんは輪島の生まれで、そのうえ辰年生まれやから、強いねん!」というのが口癖で、実際にがまんと努力の人。父親がいなかった私にとって、祖母はまさに父のような存在で、私に大切なことを教えてくれたのです。そんな祖母は貧しさゆえに尋常小学校にもまともに通えなかったようで、文字の読み書きができませんでした。そのため、彼女は能登を離れてからというもの、一度もふるさとに帰ったことがありません。私が小学校高学年くらいになり、口も達者になったころ、いつもお仏壇の、それは些末な木片に書かれた祖母の父母の位牌にごはんとお線香をあげている祖母をずっと見ていたので、「おばあちゃん、僕が輪島に連れて行ってあげるわ」などと生意気なことを言い、時刻表を片手に汽車を乗り継いで祖母と輪島に降り立ったのをよく覚えています。そのときに祖母にくり返し言われた「のぶちゃんはほんまに偉いわ、文字も読めるし、汽車にも乗せてくれるし、ほんまにうれしいわ」とくり返し言われたことが、今の私の心の支えになっています。辰年の、能登の人たちの苦しい現実を考えるたび、祖母のことが思い出されて、なにかの役に立てることがあればという思いは消えません。
中川信男の多事争論
「多事争論」とは……福沢諭吉の言葉。 多数に飲み込まれない少数意見の存在が、 自由に生きるための唯一の道であることを示す
プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ
京都市生まれ。
文書で確認できる限り400年以上続く家系の長男。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。
3人の介護、5人の子育てを通じ東西の自然療法に親しむも、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社代表取締役。保守的に見えて新しいもの好きな「ずぶずぶの京都人」。
創業25周年に寄せて
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極限までノイズを入れないチョコレート カカオレート(R)
『チョコレートは世界中どこにでもある、でもカカオレートはここにしかない』を旗印に、製造設備の電源ノイズを最小限にし、生産や素材調達、関わる人もピュアな人だけに限定して丁寧にカカオから手作りしているチョコレートです。ご自身はもちろん、大切な方にも、たった一粒で心身の細胞が喜んでいることが実感できるカカオレートをぜひご用意ください。