
岸江 治次 マクロビオティックアドバイザー お客様コンサルティングセクション マクロビ業界に30年以上の達人

矢田 香織
プレマスタッフ
マクロビオティック勉強中。一児の母
矢田 夫が知人に「体調が気になるのでサプリを摂ろうと思ってる」と話したら、サプリは内臓に負担をかけるからやめたほうがいい」と言われたらしいんです。たしかに薬と同様にサプリも自然な食べ物とはいえないし、実際どうなのかなと思って。
岸江 ふむふむ。そもそも食事をすること自体、内臓に負担がかかるんですよね。自分の体で代謝していくわけですから。特に、食べすぎは代謝によけいなエネルギーを使って不調の原因になるから、本当によくなくてね。動物も調子が悪いときは食べないでエネルギーを回復に回すでしょ。
矢田 たしかに、サプリに限らず負担はかかりますよね。
岸江 そう。食事をするなら負担は避けられないんです。でも、今回の場合は「過度な負担がかかるのか」ということだと思うけど、たとえばビタミンCのサプリで、レモン10個を濃縮して作ってるとしたらどう?
矢田 あっ! 食べすぎですね?
岸江 正解。それとサプリは自然なものだけで品質や味を安定させるのは難しいから、添加物が使われることが多くてね。そういう意味で、サプリは自然な食事に比べると内臓に負担がかかるのは事実です。だから、普段の食事で栄養が足りているのならサプリは不要。でも、不調を感じるということはなにかが足りてない可能性が高いから、サプリで栄養を補うのは効果的ですよ。
矢田 年齢とともに気になることも増えてくるし、そういうときに活用するといいんですね。でも、サプリって、栄養成分を濃縮して作ってるので、マクロビオティックでいうところの「一物全体」じゃないですよね?
岸江 そう。まるごと食べるのが一番いいけど、サプリは栄養を濃縮して効率的に摂りましょうという目的のものだから、足りない栄養を補って体調がいいのならそれはまったく問題ないという話。それに、サプリは薬と違って基本的には自然な食べ物から作られるから安全だし、比較的代謝もしやすいよ。添加物には注意が必要だけどね。
矢田 なるほど~。
岸江 それと日本は医療保険の仕組みがしっかりしてるけど、アメリカはそうじゃないから「病気にならないこと」に重きを置いていて、サプリがすごく活用されてますね。日本ではまだまだいわゆる健康食品という位置づけだけど、調子が悪いときだけ頼るのではなく、普段から不足しがちなものを知って活用するといいかな。
矢田 バランスのいい食事を基本としつつも、サプリともうまく付き合っていくようにするんですね。添加物以外に見るべきポイントはありますか?
岸江 サプリは本来の食事の延長線上にあるべきものだから、食べ物としての味のバランスとか陰陽のバランスが取れているかという点と、あとは吸収しやすい素材が使われているかというのが大事なポイントかな。素材はピンからキリまであるから、開発する側の目利きということになるんだけど。
矢田 吸収しなかったら摂っても意味がないというか、体に負担がかかるだけですもんね。
岸江 そういうこと。あとはサプリ原料の由来やその人の体質によっても相性が変わるし。
矢田 自分の体としっかり向き合って見極めるのが大事ということですね。夫にも伝えます!