最近、心が痛むニュースが続くなかで、MLBの大谷選手の活躍は、見る人に夢と希望を与えてくれて心が弾みます。大谷選手は若いころから目標を立てて地道に努力し、今に至る成功を得たことも、子どもたちに夢と勇気を与えています。彼の姿はとてもほほえましいです。行き当たりばったりで生きてきた私にとっても本当に尊敬できる存在です。なんの計画性もなく生きてきても、自分の人生を振り返ってみると、その時々の数々の出会いによって人生が大きく影響されてきたと今になって思います。
まだ中学生だったころ、ある映画の試写会場で、当時、映画評論家として有名だった故淀川長治と偶然お会いしたことがあり、握手を求めると、「ちょっと待ってね。汗かいたから手を拭くね」とわざわざハンカチを出してご自分の手を丁寧に拭いてから握手してくれました。中学生にそこまでへりくだるのかと、謙虚な姿に感動しました。このことが、淀川長治を学ぶきっかけとなりました。そして、自分の映画の見方が変わり、一層映画を愛するようになったのです。
また、幼いころに、見ていたプロレス番組のヒーローだった故アントニオ猪木が選挙に出馬した際に、大阪の天満橋の駅で偶然会ったときも、握手を交わし、思ったより身体が小さく、この身体で多くの大きな外国人選手と闘っていたのかと思うと、自身のファイティングスピリットが刺激されました。
そしてなによりも、自然食の仕事に関わり始めた20代のころ、前職の会社に、当時世界的に有名なカントリー歌手の故ジョン・デンバーがマクロビオティックの食事を食べにやってきました。実際に出会い直接手にも触れ、アカペラの彼の歌声を聞いた感動は、今でも忘れることなく、私のマクロビオティック人生に大きく影響しています。一期一会。出会いを大切にしてきたことで、今の自分があると思えるようになりました。
おいしいものに出合わなければ
映画は見るもの、小説は読むもの、音楽は聞くもので、食べ物は食べなければその価値がわかりません。いくら能書きを語っても、食ベ物や味については、実際に食べなければ意味がありません。そして味の好みは、個人差が大きすぎて、その人にとっては、食べてみないことにはわからないのが、食を選ぶポイントです。おいしいものとの出合いがなければ、自分の味覚の幅は寂しいものになります。
今回ご紹介するのは、「ビヨンドコーヒー・ラテベース」。ラテベースもピンからキリまでありますが、ぜひ、味わっていただきたい逸品としてお勧めいたします。京の老舗、和菓子素材専門美濃与とオルタナティブフードの専門家中川信男がコラボレーションしてできた、唯一無二のラテベース。カフェイン中毒を起こすことのない、ビヨンドコーヒーのラテベースです。ビヨンドコーヒーの製造過程で生じる大豆の残渣が、廃棄物から極上のラテベースに変わる奇跡をぜひご体感ください。国産大豆100%、ノンカフェイン、ノンシュガー、牛乳でも、豆乳でも、植物性ミルクでも、お好みの飲料に混ぜるだけ。お湯で割ると簡単に、ビヨンドコーヒーがいただけます。面倒なときにとても便利です。大豆は、タンパク質が豊富で、カルシウムや食物繊維も豊富です。イソフラボンや、サポニンなども含まれ天然のサプリメントと称されるほど、栄養価に富んでいます。カフェインを避けたい方や、授乳中、妊娠中の方でも安心してお使いいただけます。