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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

イマドキの助産院出産 Vol.2

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松が丘ごはんの話

前回に引き続き、東京の松が丘助産院で第一子を出産された、プレマルシェ・スタジオ中目黒の十二村さんのイマドキの経験談をお伝えします。今回は、助産院の食事の話です。

助産院での食事は、一般に、妊婦の体づくりから産後の母乳に良い食事までがつながっています。松が丘助産院の食事は、油や砂糖、味醂を使わない、かつお昆布出汁を活かした野菜たっぷりの和食で、レシピ本が出版される前から有名でした。理由をきちんと発信されていたからだと思います。十二村さんの産後の食事の写真を見ると、酵素玄米に味噌汁、野菜の小さなおかずが並んでいます。

「このごはんに助けられました。この食事で10日間。美味しくてもう普通の食事に戻れないと思いました。退院して食事から離れるのが本当に切なかったです!」と、十二村さん。       

十二村さんの10日間の産後入院には、東京都の5日間の産後ケアチケットを使ったそう。今はそんな制度があるんですね。ただ、制度がなかったころも、産後10日くらい助産院で過ごす人は結構いました。そこを手厚く守るのは、助産院では自然な発想なのだと思います。十二村さんの場合、夜食におにぎりも出たし、貧血だったときは小松菜ジュースを作ってもらったそう。細やかでありがたいです。

助産院の食事は一般に和食中心ですが、方針はそれぞれです。私が出産した助産院は、「まごわやさしい」が方針で、食事には魚も油も使っていました。私は油がだめで、おっぱいが腫れる人向けの特別食、お粥+野菜や香の物に切り替わりがちで……。松が丘助産院だったら普通に全食食べられたかもしれないなぁ。

病院出産の場合、産後に豪華な祝膳を出すところが普通にあります。それでおっぱいが腫れる人もいるはず。私も第三子のとき、病院の祝膳を食べました。3人目でも、おっぱいがぱーんと腫れて、つらかったですね。

離乳食までつながる

松が丘助産院の食事は、妊娠中から慣れ親しんだ調理法で、子どもの離乳食まで作れるようになるところがとてもいいと思います。油も糖分も使わないレシピは、母乳にも子どもにもいい! おなかにいるときから味わっていた素材を生かした味を、子どもも喜んで食べるんじゃないかな。十二村さんは、産後の「赤ちゃんごはんの会」にも参加し、助産院との関係が続いているそうです。おっぱいケアも含め、産んで終わりにならない可能性が高いところも、助産院の良いところです。

「食事もそうだし、産んだ後、本当にもう体が変わっちゃったっていうか、足も細くなって、全部1回出たって感じです。自分がリセットされた感じ」と十二村さん。

分娩ハイが薄れてきた3、4日目ごろに、助産院のごはんを噛み締めていると自然に涙が出てくる時期があったそう。そのすぐ横で、赤ちゃんがすやすや眠っていたそうです。  

助産院で産んだ人は「次」に前向きな人が多いので聞いてみると、「チャンスがあれば、次は水中出産にトライしたいです!」って。楽しみだね、十二村さん!

※栄養バランスを整えるために食事に取り入れたい、7つの食材の頭文字から成る言葉。 具体的には、「ま」はまめ類、「ご」はごまなどの種実類、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚・海老などの魚介類、「し」はしいたけなどのきのこ類、「い」はいも類を指す

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イマドキの助産院出産 Vol.2

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