料理は似た者同士を合わせるとおいしくなる法則があります。
今月はアーシー(earthy)な個性を持つ熟成豆味噌と、食べる輸血といわれるビーツのマリアージュ。
豆味噌の深い味わいをベースに、しろたまりの旨味をかぶせたお洒落なひと皿です。
W使いが必須ポイント!
ビーツとカムット小麦粒のポリヤル
材料 3人分
有機エクストラヴァージンココナッツオイル 大さじ3〜5
クミンシード 小さじ2
(あれば マスタードシード 小さじ1と、生カレーリーフ10枚)
すりおろしにんにく 小さじ1
生姜(みじん切り) 2片分
玉ねぎ(薄切り) 1/2個分
ビーツ(フープロでみじん切りまたは千切り) 中1個分
カムット小麦粒(茹でたもの) カップ1
熟成豆味噌 大さじ1
日東醸造しろたまり 大さじ1〜3
水 50〜100cc
アナンスパイスセット(カレー粉名古屋ブレンド) 大さじ2〜3
ココナッツファイン(あればお好みで) カップ1/2
つくり方 調理時間 20分
2.玉ねぎを加え、半透明になるまで炒めたらみじん切りのビーツも加えじっくり炒め合わせる。
3.茹でたカムット小麦粒も加え、豆味噌・しろたまり・水も加えさらに炒め合わせる。
4.水分が飛び、油が滲んできたらカレー粉を加え軽く炒めて完成。
味を見て塩分が足りない場合は、しろたまりで調整。
※お好みでココナッツファインを加えるとコクと香りが増します。
※写真のライスはバスマティライスをパスタの要領で10分茹でたもの(お湯にターメリックを加えて着色)。
※カムット小麦粒の茹で方は『らくなちゅらる通信』【Vol.105】スペルト小麦のハンバーグページ参照。
母は見た
我が家の事件です。
22歳の長男にどうやら彼女らしき影が!!
クラブ活動と称して外泊するようになり妙に機嫌が良いのです。
4歳の弟を妙にかわいがったり、妙に家事を手伝ったりしてくれますの。
発覚の発端は……。
次男「ママ!お兄ちゃんのお財布がトイレに落ちてるよ〜!」
私「ほんとだ!カードとか中身まで落ちてるね〜笑」拾い集めつつ目を疑う……とある宿泊施設のメンバーズカード!!
スタンプでいっぱいです。
あらま♡母は見た。
長男「あ。ふ〜ちゃん 拾ってくれてありがとう」
次男「うん。なんでトイレに〜?笑」
この日は久しぶりに長男も揃っての晩御飯。
クラブ活動とバイトが忙しいらしいですからね。
私「な、あんた彼女できたんやろ?かわいい子でないと認めないからね。
かわいいってのはね、造形じゃないの。
あのね、内側から溢れてくるの〜etc……」
長男「ハイハイハイ。わかってますよ。でも彼女はできてませ〜ん。
できてても母には言いません。料理教室のネタにされるだけやし」
夫、オムライスを頬張る。
私「よくわかってんじゃん。ほな『らくなちゅらる通信』で報告するわ」
長男「だから!!できてないってば!」
私にんまり「ヨ・カ・ッ・タ・じゃん♡」
長男「んもぉ。どっちでもいい!」
夫、カレーパウダー名古屋ブレンドをオムライスにガンガン振りかけて食す。
口許は笑いを堪えてますが眼は爆笑直前。
「このカレー粉凄い!!!普通粉っぽいのにバサバサかけても平気。日本の洋食に合う配合になってるで!」
間接的に助け舟を出す優しい夫。
正直者で味覚に関してもストレートな表現をするので私は彼を心から信頼している。
「日本の洋食と馴染むカレー粉」
ほぅっ!私の興味はもう「カレー粉」に移動。
カレー粉はメーカーごとに配合バランスが鮮やかに違いますので奥が深いのです。
日東醸造しろたまりとケチャップで味付けしたオムライスとの相性はこうして検証できましたので、今月は『熟成豆味噌』との組み合わせに成功したレシピをお届けしますね!
ところで、願わくは『母は見た』の内容は読者のみなさまとの秘密ということで。
さらに長男御用達の宿泊施設なのですが、若かりしころ私も……親子二代利用のこの事実。
長男に言いたくて仕方ありません!!