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月のテンポで輝く自分へ

【Vol.71】月から舞い降りた天使

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 いつもお読み頂き、ありがとうございます。
 以前、”体内記憶”のお話をしましたよね。赤ちゃんは、自分でお母さんを選んで生まれて来るというお話です。3歳くらいまでは、お母さんを自分で選んで来たことや、お腹の中にいる時のこと、生まれる瞬間のことなどを覚えている子が多くいるそうです。このことを知った私は、いつか私も、誰かに選んでもらえるのかな~と楽しみに思っていました。そして、今年の2月、運命の人と入籍をし、5月に結婚式を挙げました。それと同じ時期、私のお腹に、新しい命が宿っていることが分かったのです。

 いよいよ、私を誰かが選んでくれた ! 私もとうとう母親になるのか~ と嬉しい気持ちでいっぱいでした。
 妊娠というのは初めての経験で、日に日に心と身体が変化していくことに驚きました。
 今まで大好きだったものが食べられなくなり、好きだった香りもダメ。感情の起伏も激しく、一つの命を育むことは、幸せなことだけれど、大変なことなのだなと実感しつつ、毎日、”月ちゃん”と胎児ネームをつけ、お話をしながら楽しく過ごしていました。

“月ちゃん”はどこへ ?
 そんなある日、検診へ行った時のこと。
 「そろそろ赤ちゃんの心拍が見えますよ。」
というドクターの言葉があり、超音波で月ちゃんの様子を見ることに。するとドクターがなかなか言葉を発しない。どうしたのかな?と思いつつ内診は終了、別室へ呼ばれました。
 ドクター曰く、「心拍が確認できません。この時期で心拍が確認できないのはちょっと…。流産しているかもしれません。」とのこと。
 え???流産?どうして!?
ちゃんと安静にしていたし、何の変化もないのに。ちゃんとつわりもあるし、月ちゃんが生きていないなんて、ありえない。
 とてもショックでした。一生懸命冷静になるように努めました。そして一週間後、もう一度確認してみようということになりました。
 生きていて欲しい。生まれて来てほしい。でも、もし今でないとしたら、これにはどんな意味があるのだろう。そんなことを思いながら、一週間を過ごし、最終検診に臨みました。

また逢える日まで
 結果は、流産でした。早期の流産で、母親や父親の状態に関わらず、卵自体の問題により成長しないものと説明されました。そして、その数日後、月ちゃんは月へ還っていきました。
 いっぱい、いっぱい泣いたけれど、今回私は妊娠、流産をして、たくさんのことに気づきました。夫婦の絆、母親になるということ、新しい命を育む環境を作る大切さ。このことを教えてくれる為に、ちょっと下見をしに来てくれたのかなと今では思っています。
 母親になる準備がしっかり整ったら、きっとまた来てくれる。そう思っています。

 6月の私のお誕生日、主人がプレゼントしてくれたのは、小さくて可愛いピンキーリング。「月ちゃんみたいだね」と言いながら、そっと小指にはめました。月ちゃんが下見に来てくれた記念として、”来てくれてありがとう”という感謝の気持ちを込めて、毎日大切に身につけています。
 月ちゃん、ありがとう。またね。

片岡 由季

片岡由季氏
武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。
その後、玉川大学英米文学科に編入。
前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。
2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。
現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。

『つきを呼ぶ音楽』
夜、寝ている間にも、私たちの夢を育んでくれている月の明かり。
人間の体内時計と月の一日は同様であるといわれます。”月のテンポ”は、無限の可能性を持つあなたを思い出させてくれます。

- 月のテンポで輝く自分へ - 2013年8月発刊 Vol.71

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