現代の日本で美しい女性というのは、色白ですらりとした細身・・・善し悪しうんぬんではなく、あくまでも世間一般的にはこのように捉えられていると思います。テレビでよく見かけるタレントさんや女優さんもこのような特徴を持った方が多いですよね。
一方ヨーロッパでは、夏になると女性は肌を露出して、これでもかというくらい肌をこんがり焼きたがります。「見て、今年はこんなに焼けたのよ」「私の方が焼けてるわね」と競い合う様子は、極力日焼けしないように努力する多くの日本人女性にとって信じられない光景。ヨーロッパの人々からすると、なんで雨が降っていないのに傘を差すの?夏なのになぜ長袖を着ているの?と不思議でならないようです。
「りえ、太ったね!」とさまざまな友人から言われたのはモザンビークでした。「な、なんですってぇ・・・!」と大きなショックとともに怒りに震える私(笑)。確かにモザンビークでは私の生涯で最大の太りようだったのですが、こうも面と向かって言われるとさすがにショック・・・。後々知ったのですが、モザンビークで「太ってるね!」というのは褒め言葉だとか。気候が厳しく、食べ物も豊富にはない国でふくよかな女性というのは、やはり子宝に恵まれ、健康で丈夫である豊かさの象徴のようです。
郷に入れば郷に従えということわざ通り、訪れる土地ではできるだけ自分を異文化にチューニングしてみます。例えば食事を手で食べてみたり、普段使わない道具を使ってみたり。すると新しい発見があったり文化をより深く理解できたりしてとてもおもしろい経験ができます。ぜひ海外に行ったり、外国の方と交流するときはその文化に自分をあわせてみてくださいね。きっとあなたの人生を豊かにしてくれること間違いなし!ただし、褒められるがままに私自身がふくよかになって日本に帰国したときは後悔しましたが・・・(笑)