「こ・これは~!!」
移動中に渋滞に巻き込まれ、何の気なしに車についている鏡で顔を見た瞬間に、思わず声が漏れてしまいまいた。太陽の明るい光が、目の回りのカサカサと砂漠化したお肌を映し出していたのです。
「おかしい・・・。家の鏡で見るときには、こんなものはなかったはずなのに」と、隣で運転をしていた夫に訴えますと、 「あんな暗いところで鏡を見たって、何も見えやしないわ。俺はあそこで見るのは嫌いや」といわれてしまいました。
自宅の洗面所には大きな鏡があり、毎日そこで顔をくまなく見ているつもりでした。確かに光がはいらないところにありますが、照明があるので明るいつもりで、私はそこでスキンケアをしています。その日も、いつも通り洗面所でメイクをし、「ん~、お肌の状態もいいわ」などと思っていただけに、衝撃的な鏡の中の私でした。自宅の鏡には映っていないものが、そこにはあったのです。
ちょうどその日は、「月のしずく」でおなじみの「ゆの里」で「神秘の水」を使ったスキンケア講習会の日。そこで入念に目の周りをパックし、改良された化粧水とクリームの試作品をしっかりとお肌に入れ込んでの、“お肌の蘇り”を必死にはかりました。
どうも、私は薄暗いところでしか自分の顔を見ておらず、もう長く太陽の明るい光を使っていなかったようです。明るいところでしっかりと見ないと、本当のお肌の状態は隠れたまま。問題を対処することなく、悪化の一途をたどってしまいます。これは、お肌に限ったことではないように思いました。私の周りには、まだまだ薄暗いところでしか見ていないものがたくさんあり、それが放置されていそうです。
そういえば、明るいところでしか鏡を見ていない夫は、あらゆるところに目が届き、問題が起こる前に何事も対処しています。
さぁて、太陽の光の届くところで鏡を見ようかな。