「あなたは毎月の生理、好きですか?」たまにイタズラ心で、ついこんなことを聞いてしまうことがあります。当然、反応は「好きなわけないでしょ!」変なこと聞くなぁ、と怪訝な顔をされるのですが、大切なことだとはわかっていても、さすがに「好き」とまでは思えない方が多いのではないでしょうか。むしろ生理は面倒で辛いこと、というのが共通認識になってしまっていますよね。
そんな反応が返ってくることをわかっていてあえて「好きですか」と聞くなんて、意地悪なわたしですが、その「好き・嫌い」という感情は、今の時点ではそうでも、これからは変わる可能性があるということをわたしは知っています。いつか「あんなに嫌だった生理、楽しみになっちゃって♪」と言われるシーンを、勝手に想像してニヤケながらつい聞いてしまうのです。
輝きは自分を好きになることから
あなたの周りに輝きを放っている素敵な方はいますか? いつも元気で、楽しそうで、なにをやってもうまくいっていそうなキラキラした美しい方。
わたしの周りにも憧れるような女性はたくさんいますが、その方たちの共通点、それは内側から発せられる「自信」じゃないかと思います。自信が笑顔になり、笑顔が魅力になっていく。実は、かく言うわたしも、子どものころからずっと自分に自信の持てない泣き虫さんでした。そんなわたしがどうやって変わっていったかというと、それは意外に簡単なことでした。
「自信」は簡単に身につく!
それは顔や体型、皮膚の色、声、髪、爪など身体で自分の好きなところを見つけようとする訓練です。もし、ウッカリ嫌いなところをひとつ見つけてしまったら、好きなところを二つ見つけるルール。そういうゲームを続けていると、自分の身体に愛着が湧いてきます。
それまで当たり前だと思っていた呼吸ができることや目が見えること、髪が伸びること、ごはんを食べてすっきり便を出すことも、わたしたちが意識していないにも関わらず常に素晴らしいベストパフォーマンスで機能してくれているこの身体に、一体どこに文句が言えようか?と思えるようになっていくはずです。
誰かに「素敵ですね」って評価されたとしても、もし自分に自信がなかったら、その言葉も素直に受け取れません。自分の素敵なところは、誰よりも先に自分が一番に見つける習慣をつけたら、自然と身体へ感謝したくなるし、内側から力が湧いてきます。それもそのはず、細胞だって小さくて目に見えなくても「生きよう」とする意志があります。毎日けなされるのと、感謝されるのだったら、やっぱりニコニコ気分で「ありがとう」と言われたほうがやる気が出るに違いありませんよね。
そして、生理を面倒で嫌いだと思っているということは、自分を嫌いだと思っているのと同じことだと気づくときがくるでしょう。子宮は赤ちゃんを宿し育てるための臓器ですが、妊娠を望んでいてもいなくても、毎月その新しい命を期待して、いざというときのために準備をしているのです。命を授かるためのエネルギーだから、身体にとって、それはもう大事業! 赤ちゃんのために蓄えた栄養たっぷりな子宮内膜が剥がれ出る生理現象も、次の妊娠のための準備です。いつも子宮はとってもがんばっている。だから月に一度くらい、自分を労わるような「お姫さまの日」にして楽しみませんか。自分のことを好きになり、自信を持つことなんて、実は想像力を使うだけで、とても簡単なことなんです。