今年は各地で例年より早い梅雨明けになりました。店頭では日焼け止め製品が所狭しと並んでいて、販売も好調のようです。

　「水」の働きを最大限に生かして開発された、オーブスの紫外線対策製品「エスケアウォーター」は、おかげさまで大好評です。特に、赤ちゃんやお子様にというお母さん方や、敏感肌で日焼け対策にお困りのお客様からの支持が、年々高くなってきています。「エスケアウォーター」は、オーブス独自の水抽出法により、オーブス純水で天然成分やミネラル成分を水抽出し、肌をしっかりと潤すことができる「肌水密度のオーブス水」に配合した、天然成分１００％の製品です。シミやくすみの原因になるといわれている、紫外線反射剤や吸収剤は使用していません。
　近年では「水の日焼け対策剤」との販売トークの他社製品をよく見かけるようになりました。でも、表示をよく見ますと多くの化学剤が含まれているようで、「水の力」による対策ではないようです。

　紫外線は、肌老化やシミ・ソバカス、くすみなどの肌トラブルの原因と言われていますが、太陽光の働きと肌の仕組みを「水」をキーワードに考えてみますと、紫外線が強い肌トラブルをもたらしてしまうのは、「〝水〟で潤っていないお肌＝乾燥肌」が原因になっているようです。
　本来は、紫外線は怖いものではありません。考えてみますと、太陽から降り注ぐ紫外線（光）は育成光線であり、また殺菌、整菌効果にも優れるもので、私たち生命体にとって、必要不可欠な「自然界の恵み」なのです。
　紫外線がこのように問題になってしまうのは、生命体側の水保持能力が衰えてきたことが原因になっていると考えられます。太陽光を育成光線として、しっかりと受け取るためには「〝水〟で潤っていること」が最も大切な必要条件になります。
　近年では、すべての赤ちゃんがアレルギー、アトピー症の傾向にあるそうで、どの赤ちゃんも乾燥肌になっています。そしてまた、街角の調査では、女性の70％以上が「私はトラブル肌」と答えられ、乾燥肌によるトラブルをお持ちのようです。
　植物を例にするとわかりやすいと思います。「水」がない砂漠では植物はほとんど育ちません。しかし、同じ様に強い太陽光が降り注ぐ地域でも「水」が豊富にある熱帯雨林などでは、植物は元気に育っています。「水」がたっぷりとあることで植物の光合成も安定して促進されているのです。

　メラニンは、シミやくすみの原因といわれ、やっかい者扱いをされますが、本当にそうなのでしょうか？
　実はメラニンの生成も、身体を守るための大切な生態活動のひとつなのです。紫外線を育成効果の必要量以上多く受けると、メラニン色素が生成され、入ってくる紫外線量の減量調整をします。落葉樹が秋に紅葉するメカニズムと同じことが私たちの肌表面で行われているのです。
　「水」で潤っている肌では、メラニン色素はその働きが終わると肌の代謝活動で処理されて「水」とともにスムーズに排出され、肌の色は元に戻ります。乾燥肌で、お肌に水分量が少ないと、この排泄物、酸化物が肌に残り、シミやくすみとなって現れてくるのです。
　実際、お肌の水分量が多い元気な子ども達は、夏にどんなに日焼けをしても、すぐにクールダウンをして、秋口になると、またもとの肌にもどっています。

　肌の健康を考えた紫外線対策は、「肌を〝水〟で満たす」ことでしか出来ない！　という思いから「エスケアウォーター」が開発されました。赤ちゃんや子ども達は、元気にアウトドア派であってほしい……。こんな思いで開発・発売して、13年が過ぎました。お使いになるほどに、お肌の保水力を高め、水の潤い皮膜をつくり、強い日差しに負けない肌づくりをします。
　日焼けも火傷と同じです。「肌水密度の水」で潤すことが、肌が喜ぶ一番の対策になります！

　次回は、夏で疲れた素肌を艶やかに、やわらか潤い肌に回復するスキンケア法をお伝えいたします。

岸　清美氏 1990年株式会社オーブス都市空間研究所設立、94年オーブス株式会社に社名変更。 現在、同社代表取締役。一級建築士。都市・地域開発を通じて自然科学・天然物理の実際、および「水」の不思議に触れ、水の研究開発事業の道へ。 現在、夢水肌シリーズなどの基礎化粧品のほか、ユーカリプタススプレーやあそぶうぉーたーなど、水を応用した様々な開発を行っている。 オーブスの記憶水シリーズ >>