体の中で「水」は大切な運び屋さんです。栄養素を必要なところへ運んだり、老廃物を体外に排泄したりしてくれています。生体内のシステムをひも解いてみますと、体温調整や体内の物質の合成や分解など、すべての生体反応は「水」の存在により行われていることがわかってきます。「水」は生体内の全ての反応を司り、円滑に生態システムを動かしてくれる、最も大切な働きを担っているのです。
地球上で、「水」の存在により生命が誕生したことを考えてみますと、あらためて「水」の重要性を知ることになります。
今日では、この大切な水の存在があまりにも軽く扱われています。環境汚染や大きな気候変化などの様々な影響により、自然界の水が膨張傾向に崩れてきています。
水は自然界にない人工的な高エネルギーを加えることで、さらに膨張傾向になり崩れやすくなります。高エネルギーが加わり膨張した水分から、水素が引き離されると、非常に強い活性力（化学用語で「活性」とは反応性が高くなることを示します）を持った酸素（オキシダント）が現われ、瞬時に周辺物質を強力に酸化させてしまいます。これが今日、健康障害や肌トラブルを引き起こすとされている「活性酸素」の正体です。生態活動に必要不可欠な酸素O2とは大きく異なる、非常に反応性のある、オゾンO3寄りの性質を持った酸素（オキシダント）の発生メカニズムです。
「水」は、いじめてはいけない……。地球上で最も安定な物質といわれているのが本来の「水」の姿です。

地球上を循環する水は、その浄化作用が劣り、環境汚染が騒がれるようになり、自然界の中でも、過去には見られなかった異常なウィルス類の発生などが聞かれるようになってきました。そして生体内では、水の崩れによる、深刻な原因不明の免疫不全などの病が発生し、健康問題のトラブルの要因になっています。

生体内に摂取された水は、体の中で代謝され、しっかりとした密度の「安定した生体水」として整えられて吸収されることが、私どもの研究でわかっています。
今日の、精神的肉体的にストレスの多い社会生活を考えますと、どんな栄養素・活力剤を摂るより、まずは良質の水をしっかりと飲むこと、すべてを担うカラダの水、生体水を元気に整え、オーバーヒート状態で働く細胞を潤わせてあげることが、健康のためにも美肌のためにも、最も重要であることがわかってきます。

このようにして、生体水の探究から開発されたのが、オーブスの水製品シリーズです。生体水に近い、しっかり密度を持ち安定した純水の開発から、水中の微量なミネラル元素の働きを増強することが可能になり、安全性と様々なはたらきに優れる水製品の開発に至り、ご使用者の皆様の口コミネットワークに支えられ、今日の広がりがみられております。

次回は「良い水の条件」と、「水を整えるカラダのしくみ」についてお話ししたいと思います。

岸　清美

岸　清美氏 1990年株式会社オーブス都市空間研究所設立、94年オーブス株式会社に社名変更。 現在、同社代表取締役。一級建築士。都市・地域開発を通じて自然科学・天然物理の実際、および「水」の不思議に触れ、水の研究開発事業の道へ。 現在、夢水肌シリーズなどの基礎化粧品のほか、ユーカリプタススプレーやあそぶうぉーたーなど、水を応用した様々な開発を行っている。 オーブスの記憶水シリーズ >>