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ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方

常務取締役
室長/管理部長兼

中川 葉月 (なかがわ はつき)

【Vol.64】わが家のヒーラー

投稿日:

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 わが家に二人目の新しいヒーラーが誕生しました。一人目は、ヒーラーの素質抜群の夫なのですが、今回は長男がデビューを果たしました。
 新しい年を迎えるにあたり身も心も新たになればと、わたしは年末に酵素でファスティングをしておりました。ところが、ファスティングの終盤に高熱を出してしまったのです。“元気だけが取り柄です!”と元気に笑う健康優良児のごとく、ここ数年は熱を出すこともなく、息子二人がインフルエンザの中でも、わたしはうつらずに健康一本で過ごしておりました。そんなわたしに高熱が出たので、体がまったく熱に対応していませんでした。
 「おかあさん、しんどいの? けいと(長男)くんが、パワーしたげるからね」

 そういって、夜添い寝をしていた四歳の長男はわたしの手を握り神妙な顔つきになりました。すると、手をつないでいるだけで、本当に体にエネルギーが入っていくように感じました。子どもの母を想う気持ちは、なんと力を与えてくれるのだろうかと思いながら、長男に手を握られていました。ほどなくして、長男は深い眠りに入ったようで、握っていた私の手への圧がだんだんと弱くなってきました。すると、長男の手に何かがあることに気がつきました。よく見ると、夫がよくつけているペンダントでした。そのペンダントは、「これには、パワーが入っているから強くなれるんだよ」と、夫がよく長男に説明をしていたものでした。出張の際、夫が仕事部屋に置いて出ていたようです。
 長男は、目の前のわたしがぐったりとしているのを見て、そのペンダントのパワーをお母さんに送ろうと思ったようでした。心配して自分のパワーをお母さんに送ろうと思って手を握っていただけかと思っていたら、それだけではなかったのです。長男が“どうしたらおかあさんがげんきになるかな?”と必死に考え、自分の力だけではなく、お父さんのパワーの源をお母さんに送ろうとしたようでした。わが家は、夫が出張で家を空けることが多いので、長男の“なにかあったら、ぼくが”という想いが、ひしひしと伝わってきました。

 長男の握りしめていたペンダントを持つと彼の体温でとてもあたたかく、そのあたたかさだけで、わたしの体はさらに楽になりました。

 今年もみなさまおひとりおひとりが、目の前にいる方を元気づける存在となりますこと、心より祈念いたします。

 新年あけましておめでとうございます。

- ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方 - 2013年1月発刊 Vol.64

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