妊娠と閉経

高齢出産だと、ママ友の年齢層に幅が出るので、女性の悩みの思わぬ共通項に気づくことがあります。

今いちばん交流があるママ友集団は、保育園の2歳児クラスを中心にした方たちで、私とはほぼ一回り違います。第二子まではそこまで違いは感じなかったけれど、3人目ともなると！
自分と似た年齢層の人たちといるとき更年期や親の介護の話題がでるのが不思議なくらい、授乳だの添い寝だの、休日も子どもの予定で時間がないなどの話がメインになるわけです（もちろん、介護と育児を両立されているお若い方もいらっしゃいます。頭が下がります）。
構成人員の基本年齢層が違うと、女性特有の悩みも変わってきます。生理不順一つとっても、「妊娠」と「閉経」のどちらを先に連想するかで大きく違います。でも結局は、女性ホルモンがもたらす悩みであることには変わりがないんですね。どちらも皮膚が敏感になったり、つわり同様の症状を抱えたりします。
若い層の人たちと話すときは、もちろん「妊娠」の話が中心です。最近、かぶれやすいママ友に、Masamiのオーガニックコットン100％の「お産パッド」と「母乳パッド」を薦めて大変感謝されたのですが（母乳パッドって、妊娠中に胸まわりの皮膚が敏感になって困っている人にもいいみたいですよ）、そのお産パッドが！
閉経期の人にも使えるということに気がつきました。
個体差がある領域でしょうけど、閉経前って、「月経過多」になりうるみたいで。複数人から聞いたところによると、市販の生理用ナプキンでは間に合わないくらいの事態になるらしいんですね。
個人的には、そうなった暁には、経血をなるべくトイレで出すよう意識を向ける「経血コントロール」でどこまでいけるか試してみたいのですけど、もう少しギアっぽい製品で対応したければ、お産パッドはぴったりです。Masamiのパッドはちょっとかさばるけど、市販の大きなサイズの産褥パッドよりは、幅は狭いし活動できるサイズだと思います。

産後の過ごし方で更年期が変わる

おむつなし育児も、生理の手当ても、お産も、ぜんぶつながっているなぁとは常々思っていたのですが、そこに、産褥期の悪露の手当て、閉経期のお手当ても加わった気がします。
東洋医学の先生方がよく言われる産後3週間、できればひと月の養生には、「更年期をひどくしないため」という理由が付いていましたが、自分の中で更年期って、どこか具体像を結びませんでした。それが、つわりに似ているのなら、マタニティ期や産後の母の養生が、快適な更年期につながるのがわかる気がします。
もともと妊娠前の、生理の時の意識の持ちかたによって、産む筋肉が鍛えられるのではないかと、私は感じています。
経血コントロールでいうと、冷やしたり食が乱れたりすると「蓋」をしづらくて、垂れ流しになるイメージがあります。で、「蓋」のしづらい膣では、産むのに不自由がありそうに思えるんですね。
悪露についても、多少のコントロールを意識することで、産後の子宮その他の回復のプラスになるのではと感じます。そこできちんと整えていくことができれば、閉経時の出血の悩みも減るんじゃないでしょうか。
私は全て高齢出産から始めてますけど、お若い方なら早めに生理で意識できる。高齢なら、まさに閉経まで視野に入れてお産と向き合えば、手っ取り早い！
ですよね。
私たちの体は、きっとそういうふうにできてるんですよ。