「食」とともに人が生きていくうえで大切なものに水があります。
人体の60%~70%は水でできているといわれており、水がないと人は生きていくことができません。
では、本当に自分にとって最適な水とはどんなものでしょうか?
今年のように猛暑が続くと水の取り方ひとつで死活問題になります。
そう、いかに水を取るかは、命にかかわることなのです。
大阪で育った私は、幼少期から小学校にかけて長い休みのときなどに、よく母親の田舎である富山に行くことがありました。
そして、富山で数日過ごして、その後、大阪に帰って大阪の水を飲むと、ドブの臭いがしてものすごくまずかったことを思い出します。
慣れとは恐ろしいものです。
都会の水は浄化が進んでおり、塩素消毒がされています。
特にO–157の事件が起きて、カイワレ大根が冤罪にさせられて以降、全国の津々浦々の保健所に通達が行き、日本中の水は徹底して塩素消毒がされるようになりました。
検査して雑菌がゼロになっているのにもかかわらず、塩素を投入する狂気がおこなわれた地域もあります。
水がまずくなると、当然食品もまずくなり、それをマスキングするために、過度な甘みや化学的なうまみが増量される風潮が蔓延したように思います。
水道水をおいしくするネイチャーズデザイン
家庭の水がまずいということで、浄水器や活水器を利用したり、よく市販のペットボトルの水を購入したりされる方もいらっしゃいますが、ペットボトルの水は、たとえ中身がミネラルウォーターであったとしても、容器のマイクロプラスチックの問題や環境ホルモンが気になります。
そこで、今回ご紹介したいのは、ネイチャーズデザインというガラスの器です。
独特な形状が生み出す不思議な力。
水道水をそこに入れておくだけで、ミネラルウォーターのようなおいしさに変化します。
このガラスの器は、海外のオーガニック市場では広く認知され有名ですが、日本ではまだほとんど知られていません。
ネイチャーズデザインを開発したトーマス・チョチョラは、片足が壊死するという生来のハンディキャップとともに、幼少期を過ごしました。
そして、8歳のクリスマスの日、贈り物をサンタクロースから受け取りました。
それは小さなフルートでした。
トーマスはすぐにそのフルートを使って、熱心に音色を追求するようになりました。
音楽が毎日の生活の中心となって育ったトーマスは、やがて建築技術者としての修行をしたことで、音楽と自然の形状が持つ力を理解するようになります。
音と形の関係に気がついたトーマスが作り上げたのが、黄金比率の独特な形状のガラスのボトルです。
ありがとうのパワーが付加された
この持ち運びに便利なネイチャーズデザインは「水の結晶」で世界的に有名になった江本勝に感化されてネーミングされたと聞きます。
このボトルに水を注ぐと水の結晶はきれいな六角形に変化します。
そういえば、漢字の水もちょうど六角形に見えますね。
どのような水が自分に最適であるかは、自分の体で確かめるしかないのです。
量も大事ですが、どのような質の水を飲むかが大事。
これからは五感で感じて自分で判断する時代です。
情報に惑わされずに、自分が飲んでおいしいと感じる水、いい水を、いかに取り込むかに意識を集中しましょう。